乾いた地域に暮らす人々はもうすぐ、自分たちのまわりにある源 ― 空気 ― から直接水を得られるようになるかもしれない。技術者らは湿度の低い空気を水に変えることのできる箱を開発し、この箱は12時間に数リットルを生みだすことができると、彼らは『サイエンス』誌に書いている。「空気から水分を取り出し、それを捕らえる」とマサチューセッツ工科大学の機械工学士で論文の共同著者のエブリン・ワン氏は語った。このシステムは、粉末状の砂に似た素材を用い、その小さな穴に空気を閉じ込める。太陽熱などで温められると、閉じ込められた空気の水分子が液体化すると、研究者らは述べている。