アメリカのドナルド・トランプ大統領は4月29日、声援を送る支持者らとともに大統領就任100日を祝うために開かれた、選挙活動のようなスタイルの集会に出掛けた。最初の成果を大げさに褒め、彼の在任期間に低い評価を与えた批評家たちをこき下ろした。
トランプ大統領はペンシルバニア州の群衆に、選挙公約実現のために動き出したところだと語った。繰り返し「無能で嘘つきの」メディアを攻撃し、彼の政権が達成したことについてメディアは真実を伝えていないと述べた。
トランプ大統領は、最初の重要な成果のいくつかだと彼が言うものを挙げ、その中にはアメリカの最高裁判所判事にニール・ゴーサッチ氏を承認するのに成功したこと、環境と企業の規制の多くを撤廃したことが含まれていた。キーストーンXLパイプラインの承認、中断されていたアジアの貿易協定を抹消したこと、違法な国境越えの著しい減少につながった防衛措置の強化も挙げた。
医療保険制度改革(オバマケア)の撤廃と置換、メキシコとの国境の壁建設など選挙の中心的な公約について、政権が多くの勝利を収めていないことについては、一笑に付した。トランプ氏によるいくつかのイスラム教国家からの入国禁止は裁判所に差し止められた。