アメリカのドナルド・トランプ大統領は4月29日、声援を送る支持者らとともに大統領就任100日を祝うために開かれた、選挙活動のようなスタイルの集会に出掛けた。最初の成果を大げさに褒め、彼の在任期間に低い評価を与えた批評家たちをこき下ろした。
トランプ大統領はペンシルバニア州の群衆に、選挙公約実現のために動き出したところだと語った。繰り返し「無能で嘘つきの」メディアを攻撃し、彼の政権が達成したことについてメディアは真実を伝えていないと述べた。
トランプ大統領は、最初の重要な成果のいくつかだと彼が言うものを挙げ、その中にはアメリカの最高裁判所判事にニール・ゴーサッチ氏を承認するのに成功したこと、環境と企業の規制の多くを撤廃したことが含まれていた。キーストーンXLパイプラインの承認、中断されていたアジアの貿易協定を抹消したこと、違法な国境越えの著しい減少につながった防衛措置の強化も挙げた。
医療保険制度改革(オバマケア)の撤廃と置換、メキシコとの国境の壁建設など選挙の中心的な公約について、政権が多くの勝利を収めていないことについては、一笑に付した。トランプ氏によるいくつかのイスラム教国家からの入国禁止は裁判所に差し止められた。
新しい調査によると、日本の多くの教員が長時間働きすぎだという。この調査では、中学校の教員の57.7%が週に20時間以上残業していることがわかった。小学校の教員の3分の1が週に20時間残業していた。
この調査は4月28日に文部科学省から発表された。週20時間以上の残業は身体に大変悪影響を及ぼすことがある。1ヵ月に80時間以上残業をすると、過労死(働きすぎによる死亡)のリスクが高くなる。
この調査によると、小学校の教員は平均で週57時間以上働いていた。中学校の教員は63時間以上働いていた。
教育評論家の尾木直樹さんは、政府はこの「異常な」勤務時間を削減する必要があると述べた。尾木さんは、ほかにもやるべきことがさまざまある中で特に、教員数を増やす必要があると語った。
エストニアの警察はもうすぐ日常業務の役に立てるためにテディベアを迎え入れる。テディベアがパトカーに乗るのだ。このバルト諸国の国(エストニアのこと)には100台のパトカーがある。この抱きしめたくなるようなおもちゃ(テディベアのこと)は、事故に巻き込まれたり、トラウマを感じたりしている子どもたちを癒やすのに役立つ。
警察に新たに加わるもの(テディベアのこと)は、「トラウマモミック」(「トラウマ・テディ」の意)と呼ばれる慈善団体によって計画された。
テディベアは子どもの日にパトカーに乗り始める。エストニアは6月1日に子どもの日を祝う。警察署では余剰分のテディベアを保管する。
「テディベアが子どもたちを元気づけて、子どもたちが必要とするときに支えとなってくれるといいですね」と、この慈善団体のオーガナイザーであるKaur Vahtrikさん(25)は語った。Vahtrikさんは、友人が事故に巻き込まれたときにこのアイデアを思いついたと述べた。
エストニア警察によると、毎年200人前後の子どもたちが交通事故に遭うという。
安倍晋三首相は5月1日、憲法制定70年を記念する国民の休日を2日後に控え、戦争を放棄する憲法を書き直す「歴史的な一歩を踏む」のに今年がぴったりだと述べた。
安倍首相は、日本が戦争に負けて以来初めて、この基礎的文書を修正する1つの理由として、「深刻さを増す安全保障の状況」に触れた。
「憲法を『不磨の大典』と考える国民は非常に少数になってきた」と、安倍首相は東京で議員らに述べた。
熊本県水俣市で5月1日、水俣病が公式に確認されてから61年を迎えたことを記念するため、式典が開かれた。
出席したのは約700人で、今でも症状に苦しむ人々、被害者の近親者、中央政府の関係者、水銀に汚染された排水を流したチッソの関係者が含まれる。
「私たちが精いっぱい生きることが、他の人々の心の支えになれば」と、水俣病患者の滝下昌文さん(60)は語った。
JR東日本の新しい豪華寝台列車が5月1日にデビューし、現代的な日本テイストを備えた、ゆっくりした旅の体験を乗客に ― 結構な値段で ― 提供する北海道と日本の東北地方の4日間の旅を開始した。
シャンパンゴールド色の「トランスイート四季島」はその日の朝、東京の上野駅を33人の乗客と共に出発した。この電車の最初の運行は秋までで、相部屋で1人当たり95万円もの高値で販売されている。2018年3月までのこの電車の運行はすでに予約が一杯である。
マイアミ・マーリンズの鈴木イチロー選手は4月30日、3千本安打を達成した30人目のメジャーリーガーになったことをマーリンズ・パークでチームメイトから称えられた。
26,245人のファンを前に鈴木選手に、彼の3千安打すべての写真を載せた幅2.6メートル、高さ1.2メートルのコラージュが贈呈された。鈴木選手は昨年8月7日に通算3千安打を記録した。
「(この贈り物は)芸術作品ですね」と鈴木選手は述べた後、「どうしたらいいだろう? これを掛けられるくらい大きな家を買わないと」と冗談を言った。
アフリカのサヘル地域で過激派と戦っているフランス軍は、マリとブルキナファソの国境付近の森で少なくとも20人の過激派戦闘員を殺害したと発表した。
3,500人以上のフランス兵士がマリとニジェール、チャド、ブルキナファソ、モーリタニアにバルカン作戦の一環として駐屯している。
バルカン作戦からの4月30日の声明は、大量の武器、弾薬、ロケット発射装置、爆発物を森林地帯フォルサールで発見したことも発表した。国境地域は今年、多くの攻撃が見られる。
アメリカのドナルド・トランプ大統領は、北朝鮮がミサイルと核兵器の開発を続ける中で、中国の首脳も北朝鮮に圧力をかけていると思うと、4月30日に放送されたテレビのインタビューで発言した。
CBSの『Face the Nation』という番組でのインタビューで、トランプ大統領は、北朝鮮が核実験を実施するのは快く思わず、中国の習近平主席も快く思わないだろうと思うと述べた。
それは軍事行動という意味かと問われ、トランプ大統領は「分からない。様子を見ようという意味だ」と答えた。
イギリスのテリーザ・メイ首相は欧州連合(EU)との離脱交渉は難航するだろうと4月30日に語った。EUの首脳らが厳しい条件に合意し、この交渉を壊す可能性のあるイギリス政府の「幻想」に警戒を示した後のことだ。
ブリュッセルで1日前に、欧州委員会のジャン=クロード・ユンケル委員長はこの作業の複雑さを過小評価している匿名のイギリスのEU離脱の賛成派を批判し、ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、イギリス政府が手早く自由貿易条約を交渉できるという「幻想」を今でも抱いているという懸念を繰り返した。
カリフォルニア南部の人気のビーチで、女性が海の中を友人と歩いていたときに、サメが女性を襲い、腿の上部をかじり取ったと、目撃者が述べた。
サメが襲ったのは4月29日で、サンディエゴ郡北部のサン・オノフレ・ステートビーチ付近で起こった。
「女性の脚の後ろ側が全部なくなっているという感じだった」と、女性を岸へ引き上げた数人の目撃者の1人トーマス・ウィリアムズさんは、『オレンジ・カウンティ・レジスター』に語った。彼は、女性が穏やかではなかった「が、意識ははっきりしていた」と述べた。当局は、女性が病院へ航空搬送され、容態は分かっていないと発表した。
彼らは不細工で出っ歯で毛がないが、ハダカデバネズミと呼ばれるげっ歯類は、いつか人々の素晴らしい役に立つかもしれない変わった特性を1つ持っている。科学者らは4月20日、このげっ歯類は、地下の巣穴で酸素を奪われると、果糖を基に独特のタイプの代謝に切り替えて生きのびると述べた。果糖を代謝するのは、植物の戦略で、研究者らはこれがほ乳類にあることがわかって驚いた。このげっ歯類から、心臓発作や脳卒中などで血液中の酸素が脳に届かないときに悲劇的な損傷が起こらないように防ぐ未来の治療法を知るための知恵を導き出せるのではないかと科学者らは期待している。
科学者らは4月27日、人類が赤い惑星(火星のこと)で集落を築くかもしれない日を予見して、人工の火星の土で小さなレンガを製造したと発表した。注目すべきは、この技術は、赤い色の建設用ブロックを正しい方法で圧縮するだけだ ― 添加剤を一切必要としない。「火星に行く人々は、信じられないほど勇敢です。彼らは先駆者となるでしょう。私はそんな人たちのレンガを作れたら光栄です」と、カリフォルニア大学サンディエゴ校の教授で、『サイエンティフィック・レポーツ』誌に掲載されたこの研究の主執筆者である喬宇教授は語った。3月に、アメリカ議会は、アメリカ航空宇宙局(NASA)が2033年に火星へ有人飛行ミッションを送ることを指示する法案を可決した。
サンゴを食べるオニヒトデは一般的な家庭用の酢で安全に殺すことができると科学者らが4月27日に明らかにした。これはオーストラリアで被害に苦しんでいるグレート・バリア・リーフの希望となるかもしれない発見である。この捕食するヒトデ(オニヒトデのこと)は自然発生するが、世界遺産登録されているこの生態系における汚染と流出水のせいで増殖しており、グレート・バリア・リーフは2年連続でのサンゴの大量白化による被害を受けている。これまでは胆汁塩などの高価な化学物質がこの厄介者(オニヒトデのこと)を一掃しようとして使われてきたが、他の海洋生物にも害を与えうる。ジェームズ・クック大学による実験で、酢が安全で効果的で安価であることが示された。
高齢のネズミに、ヒトのへその緒の中の血液にあるタンパク質を注入する研究室での実験で、高齢期に入ってからも認知機能を健常に保てるようにするかもしれない脳内の興味深い「標的」が明らかになったと、科学者らが述べた。このタンパク質TIMP2は、海馬を発達させる役割を果たすことがこれまでにわかっている。カリフォルニア州にあるスタンフォード大学のトニー・ウィスコレー氏らのチームは、加齢が進むマウスにTIMP2を注入した。この注入により、学習と記憶、新しい情報への順応性が向上した。TIMP2が作用する脳内の細胞は、高齢者の認知機能の低下と戦う薬物の有用な標的になり得ると、この研究は述べている。
アメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙船カッシーニは、土星とその輪の間へ、前例のない突入に成功した。管制官らは、カッシーニがこの危険な地域を横切った最初の宇宙船となった1日後の4月27日に、この探査機との交信を復旧させることができた。土星の輪は無数の氷の粒子でできており、カッシーニを強打する可能性があった。この宇宙船(カッシーニのこと)の大きな皿型のアンテナは、その狭い隙間に猛スピードで突入する際に防御壁の役割を果たし、一時的に交信を中断した。「我々はただ有頂天になっています」とこのプロジェクトの科学技術者ジョー・ピテスキー氏は述べた。カッシーニは土星の雲の頂点の3,100メートル上、最も内側の輪から320キロのところをすれすれで飛んでいる。さらに21回の突入が計画されている。
自転車で通勤する人は、がんや心臓病を発症するリスクや、早死するリスクがかなり低くなると、科学者らが4月20日に発表した。『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』(BMJ)に掲載された研究で、研究者らは自転車通勤が最も著しい健康効果と関連があることを突き止めた ― 車や電車で通勤する人に比べて、がんを発症するリスクは45%低下し、心臓病のリスクは46%低かった。徒歩通勤では、心臓病の発症リスクが27%、心臓病で死ぬリスクが36%低下することにつながっていたが、がんのリスクと早死全般のリスクへの影響はないようだった。
あるインドの州大臣は4月29日、新婚の妻に数百本の木製バットを与え、夫がアルコール中毒になったり、虐待的になった場合にその木片(バットのこと)を武器として使うよう促した。
ゴパル・バルガバ州大臣はバットを ― このバットは昔ながらの洗濯で衣類から汚れを落とすのに使われる ― インド中部のマディヤプラデシュ州の政府が主催した4月29日の合同結婚式で700人近くの新婦に支給した。長さ約30センチのこの木片には、「飲んだくれを叩きのめす用」「警察は介入してくれない」といったメッセージで飾られている。
バルガバ州大臣は新婦らにまず夫に理を説くように言い、彼女たちの配偶者が聞く耳を持たなかった場合に、「この木の棒に話をさせるように」すべきだと付け加えた。
バルガバ州大臣は、アルコール中毒の夫からの家庭内暴力に直面している山村部の女性たちの窮状に関心を引きたかったと述べた。「女性たちは、夫が酔うといつも暴力的になると言う。蓄えは取り上げられ、酒につぎこまれる」とバルガバ州大臣は語った。「女性たちに暴力をふるうように煽動したり、駆り立てたりする意図はないが、このバットは暴力を防ぐためのものだ」。
この州大臣は、新婚の女性に配るために1万本近くのバットを注文した。
日本国外から友人が東京へ来るとき、彼らが最も見たがる近隣地域は原宿だ。多くの人々にとって、彼らが描く日本のポップカルチャーの全般的な認識は、日本の首都の比較的狭いこの地域から切り取られたイメージに基いている。成田空港で飛行機を降りて、虹色の衣装やゴシックロリータの服装をした若者に囲まれると期待している。
しかし、原宿をまともに歩き回ってみると、きゃりーぱみゅぱみゅそっくりになろうと目指す人たちよりも、大勢の観光客が目に入る可能性の方が高い。この地域を歩いている人々の多くは、ラフォーレのショップではなくユニクロで買い物をしているように見える。原宿はかつてはファッションと若者文化の最先端にある街として知られていたが、急激に変化している。
この不安は、今年これまでに明白になった。原宿の草分け的ストリートファッション雑誌『フルーツ』が創刊20年で出版を終わることが発表されたのだ。いくつかの有名なファッション中心の出版物もその後まもなく閉刊を発表したが、『フルーツ』が最も原宿のスタイルを代表していた。日本国外に住む人々の多くは、この雑誌の輸入版のおかげで、日本のカラフルなファッションに初めて触れていた。
『フルーツ』の閉刊と、原宿が新しい創造の中心というよりは観光地という感覚が増してきたことと相まって、このゾーン(原宿のこと)は「死んだ」と宣言する人や少なくとも劇的に変化したと言う人も出てきた。後者は事実である一方、原宿は ― ファッションのように ― 常に変化している。1970年代、1980年代には若者のかっこいい文化の発信地だったが、その後の数十年でその王座を渋谷に奪われた。2000年代にはポップ文化の中心ですらなかったとも言えるかもしれない。この頃には秋葉原がその称号を獲得していた。
しかし、原宿は常に日本のファッションの中心のイメージを持ってきたし、カラフルでミスマッチなことも多い日本のスタイルへの興味が、この10年の初めに、原宿のイメージを回復させるのを手伝った。それでも、その認識は現実とは合わない。『フルーツ』の創刊者青木正一氏が雑誌の閉刊の発表の後に述べたように、同紙の閉刊の最大の理由の1つは、写真に撮るクールな若者がストリートに少なくなったことだった。今日原宿を歩き回っていて目にしそうな人を思い起こしてみれば、確かにそうだ。
原宿のスピリットはそれでも生き残っている。この地域には今でも小規模のデザイナーやショップがある ― 彼らはあまり知られていないし、人通りの多い道から離れている。ファッションを大事にする、かつてはストリートをうろついていた若者たちは、写真を撮られるのを待っているだろうか? 彼らはインターネットに移っている。インスタグラムなどのウェブサイトは、彼らが自分をどんなふうに見せるかを思うままに操る完璧な力を彼らに与えている。こうした新しいモデルたちの多くは、何十万人ものフォロワーがいる。見るべき場所を知ればいいだけだ。