「ST」は紙名を新たに「Alpha」として2018年6月29日より新創刊しました。 Alpha以降の全訳はこちら
「ST」は紙名を新たに「Alpha」として2018年6月29日より新創刊しました。 Alpha以降の全訳はこちら

記事全訳

2017年5月12日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
Science & Health

Umbilical cord protein could slow cognitive decline (p. 6)

へその緒のタンパク質、認知機能維持に効果的か

高齢のネズミに、ヒトのへその緒の中の血液にあるタンパク質を注入する研究室での実験で、高齢期に入ってからも認知機能を健常に保てるようにするかもしれない脳内の興味深い「標的」が明らかになったと、科学者らが述べた。このタンパク質TIMP2は、海馬を発達させる役割を果たすことがこれまでにわかっている。カリフォルニア州にあるスタンフォード大学のトニー・ウィスコレー氏らのチームは、加齢が進むマウスにTIMP2を注入した。この注入により、学習と記憶、新しい情報への順応性が向上した。TIMP2が作用する脳内の細胞は、高齢者の認知機能の低下と戦う薬物の有用な標的になり得ると、この研究は述べている。

Top News
Easy Reading
National News
World News
Science & Health
This week's OMG!
Essay

サイト内検索

2018年6月29日号    試読・購読   デジタル版
目からウロコの英文ライティング

読者の声投稿フォーム
バックナンバー