日本で最も愛されるゾウのはな子の銅像が5月5日、東京の郊外、武蔵野市の吉祥寺駅前で公開された。この銅像は高さ1.5メートル、長さが2.5メートルで、一般からの寄付で資金を賄った。
はな子は1947年にタイで生まれ、2歳で東京にやってきた。東京の上野動物園で数年過ごした後、このアジアゾウ(はな子のこと)は井の頭公園動物園に移された。この動物園は吉祥寺駅から歩いてすぐだ。
この動物園に来てから6年後に、はな子は意図せずに飼育員を死亡させてしまった。飼育員らがはな子を落ち着かせることができるまで、はな子は鎖でつながれなければならなくなった。人々ははな子を世界で最も孤独なゾウと呼ぶようになった。はな子は69歳で昨年5月に亡くなった。
「はな子の思い出が銅像の形でも生き続けるのは良いことだ」と住民の杉下勝さん(44)は語った。