フランス南西部のボルドー地方のブドウ園は、4月末に霜が作物に損害を与えた2晩の影響で、今年の収穫量が半分ほど減る可能性があると、ワイン業界の関係者が5月6日に発表した。「ボルドー・ワインについて、再び成長できるつぼみがいくつあるかによるが、この影響は約50%の損失となるだろうと推定している」とボルドー・ワイン生産者協会のベルナール・ファルジュ会長は述べた。損害総額は10億〜20億ユーロ(1250億〜2470億円)と推定され、ワインの生産量は3億5000万本ほど減少すると見られる。生産者らは作物を守ろうと、ろうそくやヒーターを使ったり、ヘリコプターからの温風まで使ったりという手段に出ている。