5月27日に約300人が岩手県陸前高田市にマツの木を植樹した。これは、この地域に数千本のマツの木を植える新プロジェクトの始まりだ。岩手県は2011年3月の地震と津波により、国内で最も甚大な被害を受けた地域の1つだ。津波は岩手県の有名な高田松原の森を流し去った。
この森には7万本のマツの木があった。しかし、津波の後には1本しか残らなかった。人々は残ったマツの木を「奇跡の一本松」と呼んだ。しかし、津波による海の塩分が多すぎたため、この木は2012年に枯れてしまった。
岩手県では、植樹プロジェクトに13億5000万円ほどをかけると発表した。2020年3月末までに約4万本のマツの木を植える計画だ。「この地域の復興を手伝いたかったので、このイベントに参加した」と鳥取県倉吉市の小学校6年生の前田緯吹さんは語った。