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2017年6月9日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
This week's OMG!

Ukraine brews up beer with a political twist (p. 8)

ウクライナでトランプ印の「ロシア疑惑」ビール販売

政治的な悪巧みのひねりをきかせたビールはいかがだろうか。

ウクライナにあるクラフトビール醸造所は、ドナルド・トランプ氏が選挙活動中にロシアとつながりを持っていたという疑惑が白熱する状況をチャンスとして、アメリカの大統領(トランプ氏のこと)をラベルに掲載したラガービールを発売した。

ラベルにはロシアのウラジーミル・プーチン大統領も覗き見していて、トランプ氏のトレードマークの1つである「Make America Great Again(アメリカを再び偉大に)」と書かれた赤いキャップをかぶっている。別の男はアメリカのファーストレディについて「Free Melania(メラニアを自由にさせて)」と書かれた看板を掲げている。

西部のリヴィウ市にあるパブ、プラウダは、自身の創作を「トランプ。分断されたアメリカ合衆国の大統領」と呼んでいる。このビールのアルコール度数は7.2%だ。

「私にとっては、どのボトルもささやかなメッセージを発するチャンスだ」と、プラウダの共同所有者Yuriy Zastavniy氏は語る。

「世界での大衆迎合主義の広がりに対する私たちの風刺的な見方が、(ビールの)名前とラベルのデザインに反映されている」。

ビール自体は「ライム入りのインペリアルメキシカンラガー」に分類され、ラベルには壁が印刷されている。トランプ氏は、アメリカの国境に、同国の南の隣国と壁を建設すると約束した。

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