サウジアラビアが(カタールに)事実上の食糧封鎖をした後で、パニックになる必要はないとカタールの職員らが住民に再度念を押したが、ドーハの買い物客らは6月5日、万全の態勢を取っていた。カタールは唯一サウジアラビアと陸の国境を接しており、食糧を輸入に大きく依存していて、輸入の多くはペルシャ湾周辺の国々からだ。5つのアラブ諸国がこの首長国(カタールのこと)と国交を断絶した数時間後には、ドーハのシティセンターモールにあるカルフールのスーパーには最大25人までの列が複数できていた。買いだめのパニックの拡大を避けようと、カタール政府は輸入のために海路と空路のルートは開いたままだと主張する声明を発表した。