大阪府にある大学は、廃棄された魚の皮を財布やキーケースに変えた。その製品は、魚のうろこによる独特の手触りで人気が出ている。
近畿大学は隣の兵庫県にあるレザー関連会社と共同で製品を製造する。彼らは、魚の皮から名刺入れなど、他にもさまざまな製品を製造する。
「上品な手触りと、表面に独特の光沢がある製品を作った」とレザー商品メーカーのコードバンに務める38歳のデザイナー米田浩さんは述べた。
魚の皮でできた製品は「Piscine(ピサイン)」というブランド名で販売される。チャック式の財布は受注生産ベースで30,240円だ。
最大の課題は魚臭さを取り除くことだったと同大学は話した。臭いの強い魚の脂肪分は手で丁寧に取り除かなければならない。