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2017年6月23日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
Science & Health

Moderate drinking linked to brain damage (p. 6)

「適度な」飲酒も脳に悪影響

6月7日に発表された研究によると、節度ある飲酒であっても、脳の損傷や知的技能のわずかな低下につながるという。この研究は多くの国が定める飲酒ガイドラインに異議を唱えた。1週間に14〜21杯程度の飲酒を数十年にわたり続けた男女を調査したところ、記憶と位置感覚をつかむ能力を司る脳の部分である海馬の萎縮が見られる傾向が飲酒をしない人よりも2倍から3倍高かったと、医学雑誌BMJに発表された研究は伝えている。特定の言葉によるテストの出来も低くなる傾向が見られた。飲酒1杯は、10ミリリットルの純アルコールを含む量と定義された。

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