安倍晋三首相は6月19日、数日前に出された世論調査が安倍内閣の支持率の急落と、安倍首相のえこひいきについての追求に対する対応への不満を示した後、政府は国民の信頼を取り戻すために努力すると述べた。「このことに対するわれわれの対処の仕方が政府に対する国民の不信感を招いたと率直に認識しなければならない」と安倍首相は通常国会が6月18日に閉幕した後の記者会見で述べた。
共同通信が6月17日と18日に実施した全国的な電話調査で、内閣支持率は5月から10.5ポイント急落して44.9%となった。内閣の不支持率は8.8ポイント上昇して43.1%となった。
現在、戦後3番目に長い任期となる安倍首相は、異論の多い共謀罪に関する法律の必要性を強調した。この法律は、重大犯罪の計画を行なうことを犯罪とするもので、6月15日に可決され、表面上はテロ対策とされている。
共同通信の世論調査回答者の約3分の2が、安倍首相の自民党と連立相手の公明党の連立与党が、共謀罪の法案の可決のスピードを早めるために参議院委員会の投票を省略するという異常なやり方をとったことを支持しなかった。