ロシア政府は6月16日、ロシア軍が「イスラム国(IS)」の指導者を5月のシリア空爆中に殺害した可能性があると発表したが、アメリカ政府は死亡を裏付けられなかったと述べ、欧米とイラクの関係者は懐疑的だ。
姿を隠しているISの指導者アブー・バクル・アル=バグダディ容疑者は2014年以降、殺害された、もしくは負傷したと頻繁に報道されてきた。
「バグダディ氏の死亡はとても頻繁に報道されているので、ダーイッシュから公式の声明が出されるまでは注意が必要だ」とヨーロッパの安全保障関係者は、ISを表すアラビア語の略称を用いて述べた。