栽培農家がより高地へ移動しない限り、気候変動でエチオピアのコーヒー豆生産量の半分以上を失うかもしれないと、科学者らが6月19日に警告した。気温上昇と降雨の減少により、ゼゲ半島などの主要生産地ではすでに品質が低下してきていると、科学者らは『ネイチャー・プランツ』誌で報告した。もし地球温暖化が衰えることなく続けば、現在コーヒー豆の栽培に使われている土地の最大60%が今世紀最後の30年(2070年)には生産に適さなくなるだろう。エチオピアは、ブラジル、ベトナム、コロンビア、インドネシアに続いて世界で5番目に生産量が多いコーヒー豆生産国だ。