エドガー・アラン・ポーの詩に出てくる、「Nevermore(二度とない)」と言い続けるカラスを覚えているだろうか。今では、本物のカラスが未来のことを考えていることが判明した。7月13日に報告された研究で、カラスは後からおいしいごほうびを得られる道具を取っておくことで前もって計画を立てられることが示された。また、カラスは少し待てばもっとよいものが得られるとわかっている場合には、目の前のほうびを見送った。この研究は、これまではヒトと大型類人猿にしか記録されていなかった全般的な計画能力を示した。スウェーデンのこの研究論文の執筆者らは、この能力は複数回にわたって進化したに違いないと推定した。その論文は『サイエンス』誌に掲載された。