白鵬は大相撲名古屋場所の最終日の7月23日に、同じくモンゴル生まれの横綱日馬富士に勝って、過去最高の通算39回目の優勝を勝ち取った。
7月21日に1,048勝で史上最多の勝利記録の頂点に立った白鵬は、土俵の真ん中でのこう着状態(ここではがっぷり四つとなったこと)を破り、寄り倒しで日馬富士(11勝4敗)を下して、愛知県立体育館での見事な取組を制した。
白鵬は今回の大会を14勝1敗の記録で締めくくり、ブルガリア生まれの前頭8枚目の碧山よりも1勝多かった。
「11日目で負けましたが、その後流れを変えた方法が私の頭の中にあったので、今日はリラックスして土俵に立つことができました」と白鵬は述べた。
大会9日目の7月17日に、ウランバートル出身のこの32歳の力士(白鵬のこと)は、横綱の故・横綱千代の富士に歴代通算勝利数1,045勝で2位に並んだ。
3日後、白鵬は元大関魁皇と通算1,047勝でトップに並んだ。7月21日には、魁皇の記録を上回った。大会で勝った後、白鵬は今通算1,050勝となった。
「魁皇の(通算)1,047(勝)という記録と、千代の富士の1,045という記録を同じ大会で破ることができて幸せだと思っています」と白鵬は語った。