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2017年8月11日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
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North Korea's ICBM still facing technical hurdles: U.S. expert (p. 1)

北のICBM、再突入技術は未確立

北朝鮮は来年までにアメリカを攻撃できる核弾頭搭載が可能な大陸間弾道ミサイルを配備することができるが、北朝鮮政府は重要な技術上の障害をまずは乗り越えなければならないと、アメリカの専門家は7月31日に警告した。

先月、北朝鮮トップの金正恩氏は2度の大陸間弾道ミサイルの実験を実施した。このうち1度目の実験で、ロケットはアラスカまで届く最大射程距離があることが示された。しかし、7月28日に放たれた2本目のロケットは1度目よりも遠くまで飛ぶことができ、アメリカの西海岸にまで到達できるほどだったと、専門家らは述べている。

「38 North」のウェブサイトで執筆もしており、シンクタンク、国際戦略研究所のアナリストであるマイケル・エルマン氏は、弾頭を宇宙から地球の大気圏内に戻す「再突入体」が2度目の実験中にはうまくいかなかったようだと述べた。「粉々に砕け散った可能性が高い」と同氏は語った。

エルマン氏の評価は、夜空に浮かんだ物体が高度約4〜10キロで砕け散る様子を映した北海道で撮影された映像を基にしていた。適切な保護体がなければ、再突入段階でミサイルの弾頭は燃え尽きてしまう。

それでも、エルマン氏は、北朝鮮は学習が速く、実験予定によると、来年の配備は可能だと述べた。

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