日本の6月の実質賃金は前年から0.8%減少し、3ヵ月ぶりの減少となったことが、厚生労働省のデータで8月4日に示された。賞与を含む名目上の賃金は0.4%減少して429,686円となり、13ヵ月ぶりの減となった。インフレ調整後の賃金と名目上の賃金はともに2年で最大の下げ幅を記録し、主に賞与やその他の特別支払いが1.5%減少したことが要因だ。しかし、基本給やその他の予定された賃金は前年から0.4%増加して242,582円となり、3カ月連続の増加となった。「基本給は上昇傾向を続けており、名目上の賃金の減少は一時的なものと見られる」と厚生労働省の職員は述べた。