大分県では、タカのように見えるドローンを使って野生のサルを怖がらせて追い払おうとしている。
高崎山の東側にある田ノ浦地区は、ビワ、イチジク、ミカンで有名だ。しかし、人気のあるサルの公園もあり、市では「はぐれ」ザルが市内の農産物を食べてしまうと話している。
市では農家に損害を補償しており、2015年度には590万円、2016年には393万円の補償金を出した。昨年9月、タカがサルを怖がらせて追い払うことができるかどうかを確かめるため、専門家が本物のタカを放った。
しかし、タカの飛ぶ方向をコントロールするのは難しかった。そのため、市の職員らはドローンを利用することに決めた。彼らはドローンをタカに見えるように飾った。このドローンは目とくちばしを備えている。ドローンは、サルの叫び声の録音を鳴らすこともできる。
職員らは、2018年3月まで20回ほどの実験をすると述べている。