オーストラリアの研究者らは、死につながることもあるピーナッツアレルギーの緩和において大発見を報告した。効果が長く持続する治療を発見し、アレルギーの克服が間もなく可能になる希望を与えると研究者らは述べる。
メルボルンにあるマードック・チルドレンズ・リサーチ・インスティチュートの科学者らが実施した臨床試験では、ピーナッツアレルギーを持つ子どもたちに18ヵ月の期間、少量のピーナッツたんぱくとともに乳酸菌を与えた。2013年に実験が終わると、約80%の子どもがピーナッツに対して耐性を持つことができた。この研究では、4年後にも約70%の子どもが拒絶反応を起こさずにピーナッツを食べることができた。