宇宙飛行士のペギー・ウィットソンさんは9月3日に地球に帰還し、新記録を樹立した宇宙飛行を締めくくった。ウィットソンさんはアメリカ人による、また女性による宇宙滞在時間の最長記録を破った ― 合計で665日間滞在した。
ウィットソン飛行士はロシアの宇宙船でグリニッジ標準時(GMT)の1時22分にカザフスタンに着陸した。一緒にいたのは、ロシアのフョードル・ユールチキン飛行士とアメリカ航空宇宙局(NASA)のジャック・フィッシャー飛行士だった。
ウィットソン飛行士は他の記録も破った。この生化学者(ウィットソンさんのこと)は57歳で世界最年長の女性宇宙飛行士だ。彼女は宇宙船の外で活動した経験が最も豊富な女性で、船外活動を10回行なった。そして、彼女は国際宇宙ステーションで2回司令官を務めた初の女性となった。
ウィットソン飛行士、ユールチキン飛行士、フィッシャー飛行士は、国際宇宙ステーションを離れる際、感動的な別れの挨拶を受けてきた。国際宇宙ステーションの新しい司令官であるNASAのランディ・ブレスニーク飛行士は、ウィットソン飛行士に特別な称賛の言葉を伝えた。ブレスニーク飛行士はウィットソン飛行士のことを「アメリカの宇宙忍者」と呼んだ。