国連安全保障理事会は9月11日、北朝鮮最大となった6度目の核実験をめぐり、北朝鮮への原油と石油製品の輸出に初めて規制を課す新たな制裁決議の採決をとった。
緩和された決議は、15の理事国に全会一致で承認された。決議は提案されていた原油輸出の全面禁止を見送り、その代わり、年間の輸出量に過去12ヵ月間の輸出レベルの上限を設けることとなり、精製された石油製品の供給または輸出は年間200万バレルを上限とすることになった。
北朝鮮の石油入手に対する規制は、特に9月3日に実施された最も直近の北朝鮮による核実験を受けて、核弾道ミサイルプログラムを放棄するよう強制することを狙いとした新たな制裁の主要な柱となる。
主にアメリカと中国の間での交渉の後、最初にアメリカが作成した決議案は緩和された。中国政府は、原油の流入を停止してしまえば、北朝鮮の一般市民の生活が崩壊すると危惧したと見られる。
最新の制裁決議は、北朝鮮への天然ガスと、天然ガスの副産物である軽質原油コンデンセートの輸出も禁止する。
日本の独身男女の多くは結婚相手を見つける手助けを得つつある ― 地元の自治体から。9月9日に共同通信が発表した調査によると、日本の自治体の半数以上が、セミナーや出会いの場を提供するサービスを設けているという。
この調査では、6月から8月の間に、約376,000人が出会いの場を提供するイベントなどに参加し、6,177件の結婚につながったことが分かった。
日本には1,741の自治体があり、そのうち1,579の自治体がこの調査に回答した。この調査によれば、日本の地方自治体の半数以上 ― 932の自治体 ― に、結婚を希望する人々に役立つプログラムがあるという。こうしたプログラムはうまくいっていて、経済の助けになっているという人もいるが、出会いの場を提供するイベントに出席する人はあまりいないという人もいる。
これらのプログラムは、日本の人口減少を抑制するための努力の一環だ。
ジョージ王子は9月7日に初登校したが、母親は彼を学校まで送り出すことができなかった。母親は3度目の妊娠でつわりがひどかった。
しかし、ジョージ王子の父親ウィリアム王子は、ロンドンにあるトーマス・バタシー校でのこの4歳の人(ジョージ王子のこと)の初日のために、ジョージ王子を連れて行った。この父子は同校のヘレン・ハレスム初等科長に会うまで手を繋いで歩いた。ハレスム先生は挨拶をして、ジョージ王子と握手した。
ジョージ王子は、父親とハレスム先生と学校の中へ歩いていくとき、恥ずかしそうで緊張しているようだった。
ウィリアム王子は後から、成功だったと語った。「子どもにもっと苦戦をしていた親もいたので、私はその親でなくてよかった。実際、とてもよかった。いい学校だ」。
キャサリン妃は、最初の2度の妊娠のときに経験したのと同じ吐き気と脱水症状があり、見送ることができなかった。
北朝鮮は今後も核開発プログラムを進め、より強力な武器の開発に向けて取り組むと、ある無党派の国会議員は、この孤立した国(北朝鮮のこと)を最近訪問していた間に北朝鮮高官が語った言葉を引用して述べた。
アントニオ猪木議員は9月11日、朝鮮労働党副委員長と会ったと述べた。
「彼は北朝鮮政府はこれからも核実験を続け、国際社会、特にアメリカが圧力を加えることを止めない限り、より高いレベルにしていくと話していた」と猪木議員は語った。
ホンダは9月11日、来年中国で発売する予定の電気自動車の電池管理システムを、中国企業「ニューソフト」と共同で開発すると発表した。
この日本の自動車メーカー(ホンダのこと)と中国の情報技術会社(ニューソフトのこと)は、カーシェアリングサービスで利用可能な運転データ管理と各種機器がネットに接続される車の技術開発においても連携する。
中国は世界最大の自動車市場だ。中国では大気汚染対策のため、自動車の排ガス規制を厳しくしている。
捜査当局は9月11日、前日に東京の都心部で小田急線の電車に火がどのようにしてついたかについて捜査を開始した。
電車は、渋谷の燃えている3階建てのビルに危険なほど近づいて緊急停止したと、警察とその鉄道会社(小田急電鉄のこと)は述べた。火は車両の屋根に燃え移り、乗客は避難しなければならなかった。けが人は出なかった。
この鉄道会社と警察、消防でコミュニケーションがうまくとれなかったと言う専門家もいる。彼らは、電車が火災現場に近づく前に、運転手が火災について知らされるべきだったと述べている。
桐生祥秀は9月9日、福井県で開かれた学生向けの大会で9秒98のタイムを記録し、100メートルで10秒の壁を初めて破った日本人になった。
この21歳の人(桐生のこと)は1998年に伊東浩司が残した日本記録を0.02縮めた。桐生は、記録が認められる秒速2メートルの制限を下回る秒速1.8メートルの追い風が吹く中で走った。
「今シーズン最後の100メートルでこれができてとてもうれしいです」と、東洋大学の学生として出場する最後の大会で、桐生は語った。「9秒台で走ることができて、世界のスタート台に立てたと思います。監督とトレーナーにとても感謝しています」。
9月11日、数十万の人々がバルセロナの中心街を埋め尽くして「カタルーニャの日」を祝い、スペインからの独立を投票で可決しようと望む多くのカタルーニャ人たちが期待を膨らませる記念日となった。
人々はカタルーニャの旗及び独立を象徴するエステラーダ旗と同じ色の黄色と赤のTシャツを着ていた。
スペインの中央政府は10月1日の投票は違法だと述べている。
ミャンマーの国家指導者であるアウン・サン・スー・チー氏は9月7日、政府はミャンマーの西海岸にある動乱中のラカイン州にいる全ての人々を守るために全力を尽くしていると語った。
「我々は我が国の市民を守り、我が国にいる全ての人々を守らなければならない」とスー・チー氏はインドの通信社、アジアンニュースインターナショナルに対して語った。イスラム教徒のロヒンギャ族の名前は上げなかった。16万4000人以上のロヒンギャ族がバングラデシュに避難している。
フロリダ州の人々は9月11日、ハリケーン「イルマ」が内陸部へ進み、全州民の半数以上が停電の影響を受け、多くの道路が冠水する中、崩壊した自宅へ戻った。
11日の早くに(ハリケーンから)熱帯低気圧に格下げになったイルマは、9月10日にフロリダキーズを襲う前に、史上最も勢力の大きい大西洋のハリケーンの1つになっていた。
「たいへん悲惨な状況になっている」とリック・スコット知事は9月11日の記者会見で語った。「目にしている状況はひどいものだ」。
「イスラム国(IS)」の武装勢力がエジプトのシナイ半島で警察の車列を奇襲し、18人の警察官を殺害した。イスラエルとガザ地区に国境を接する緊迫したこの地域で今年起こった中で最も死者を多く出した事件の1つとなった。
道路沿いの爆弾が5台の装甲車両を破壊し、この中には道路沿いの爆弾を爆発させる信号を機能させないようにするための装置を備えた車両も含まれていたと、警察と軍部は話した。
銃を持った人物が後からマシンガンを発砲した。ISは犯行声明を出している。
動植物の秘密の世界 ― 未知の生物種を含む ― が南極の氷河の下にある暖かい洞窟に住んでいる可能性があると、科学者らが9月8日に発表した。この洞窟は、活火山からの蒸気によって空洞になっており、気温は25℃に達することもあり、凍結した地表の下深くにある動植物がつくる完全な生態系が存在する可能性を浮上させた。南極のロス島にある活火山エレバス山周辺でオーストラリア国立大学に主導された研究では、広範な洞窟系が示された。筆頭研究者のケリドウェン・フレイザー氏は、この洞窟から採取された土壌サンプルの法医学的分析で、藻や苔、小動物などの興味深いDNAの形跡が明らかになったと述べた。
人々は年間3000〜4000個のマイクロプラスチックを水道水から取り込んでいる可能性があると、14ヵ国からの試料を基にしたある研究が、9月6日に明らかにした。健康リスクは定かではないものの、研究者らは、プラスチック粒子が有害な可能性のある化学物質や細菌を吸収し、放出していることがあるというこれまでの研究成果を指摘した。この研究では、159の水道水の試料が分析され、そのうち「83%にプラスチック粒子が含まれることが判明した」と、ミネソタ大学とニューヨーク州立大学の研究者らが述べた。これは、飲料水中のマイクロプラスチックを調べた初の研究だと彼らは付け加えた。
長期にわたってタバコの煙にさらされることで、肺の細胞が時間をかけて変化し、がんを発生する下地をつくる可能性があると、アメリカの研究者らが9月11日に発表した。『キャンサー・セル』誌に発表された研究は、長期にわたってタバコの煙にさらした肺細胞の研究室での実験に基いている ― 20〜30年間の喫煙者に相当する。約10日後に、細胞は遺伝子発現を変化させ始めた。これは後成的変化として知られるプロセスだ。この変化ががんの発生率を高めるのに十分になるくらい蓄積されるまでは10ヵ月かかった。後成的変化は遺伝子のDNA配列の基礎を変異させることはなく、禁煙したい人に希望があることを示唆した。
研究者らはシチリア島の西海岸沖で約6000年前の発酵ぶどうの痕跡を発見し、世界最古のワインはイタリア産だったかもしれないことを示唆した。彼らは、イタリアのアグリジェント付近にあるクロニオ山の洞窟内で発見された容器の残留物を調べた。その現場は、「恐らく、お供え物が神々に出されていた聖なる土地」だったと、カターニア大学の化学者エンリコ・グレコ氏は述べた。複数の分析技術により、ぶどうに含まれる主な酸である酒石酸の存在が明らかになった。「我々は肉や油脂などの脂肪の残留物の可能性を除外し、ぶどうの種や皮の痕跡がなかったため、これは発酵ぶどう由来のものと結論づけた」とグレコ氏は語った。
科学者らは、統合失調症患者を「声」が苦しめる脳の部分を特定し、磁気パルス治療によりそれらを一部抑えたと、研究チームが9月5日に報告した。臨床実験で磁気パルス治療を受けた3分の1以上の患者に、「大幅な」軽減が見られたと、科学者らは声明で述べた。「我々は今、一定の確かさを持って、統合失調症における聴覚的・言語的な幻聴に関連する脳の解剖学上の具体的な部位を発見したと言える」と研究チームは発表した。1日に2回の磁気パルス治療を2日間実施した結果、「少なくとも何人かの患者に」違いが現れたと研究者らは語った。
ジカウイルスは胎児の脳に大打撃を与えうるが、その細胞破壊力は成人の難治性脳腫瘍との闘病にも利用できる可能性があると、研究者らが9月5日に発表した。これまでの研究で、蚊が媒介するウイルス(ジカウイルスのこと)は、最も一般的な脳腫瘍の神経膠腫に関与する細胞を破壊する能力を持つことが明らかになっていた。神経膠腫はアメリカで年間12,000人が発症している。標準的な治療は化学療法と放射線治療だが、ほとんどの患者が2年以内に死亡する。ジカウイルスの明確な効果の秘訣は、化学療法を切り抜けて生き残り、拡散する種類の細胞である脳腫瘍幹細胞を、ジカウイルスが特異的に標的とすることだと、最新の実験で示されている。
カリフォルニア州北部に住む男性は、今月始めに仕事から帰宅して、知らない女性がベッドの中で裸で眠っているのを発見したと、警察が発表した。
身元が明らかにされていないこの男性は、この奇妙な一連の事件が、シャスタ郡アンダーソンにある小さな農業の町にある男性の自宅の玄関の外で小包みが破って開かれているのを発見した9月5日に始まったと警察官らに伝えた。
彼が自宅の中で最後に見た万能ナイフが玄関の外に置かれていたと、アンダーソン警察は声明で発表した。
男性は中へ入り、一口かじられたサンドイッチと、開栓されたビールを発見した。タバコ1箱がなくなっていて、空になったビール瓶が近くにあった。
それから彼は誰かが最近、浴室でシャワーを浴び、奇妙な衣服がまき散らされているのに気がついたと、声明には書かれている。
その後彼は、女性が彼のベッドで眠っているのを発見したと警察に語った。彼は彼女を起こして911に電話をした。
警察は、逮捕した場所から105キロほど離れた場所にある小さな町ジャンクション・シティの住民のミシェル・ワトキンス容疑者(33)を逮捕した。
彼女は住居での泥棒とささいな窃盗、盗まれた所有物の所持の疑いで拘留された。
日本に住む日本人ではない人はよく、国内のテレビ番組を嫌っている。これは日本に住むことにまつわる最もよくある不満の1つだ ― 少なくとも英語話者の中では。日本のテレビ番組は落ち着きがなく、ひどくばかげていると言う人もいる。そして、話し手がくだらないことを話すパネル番組もある。日本に十分長く住むと、こうした不満がテレビ番組そのものと同じくらいありきたりに感じられるようになってくる。
それでも去年、国際的にヒットした最も驚きの大きいテレビ番組の1つは日本のテレビ番組だった。それはリアリティー番組の『テラスハウス』シリーズで、動画ストリーミングサービスのネットフリックスで視聴できる。海外では特定の小グループに大人気の作品となった。
この番組では、数人の若者が同じ家で共同生活をする。それだけだ。彼らは多くの若者と同じように、生活し、仕事をし、楽しいことをし、苦労を経験する。ドラマが起こるが、たいてい、ルームメイトの1人が他の人の食べ物を食べたといったことを中心に展開する。だから、外国人居住者が嫌う日本のテレビ番組とは違って、この番組は落ち着きがないわけでもないし、ばかばかしくもない。しかし、おしゃべりをするテレビタレントたちも登場する。
『テラスハウス』は最初、2012年にフジテレビで放送を開始し、それほどヒットしなかった。シーズン1のエピソードは毎週金曜日の夜に放送されたが、これはテレビ番組にとって最適の時間帯ではなかった。しかし、それから2015年に新しいシーズンがネットフリックスで放送され、のんびりしたこの番組への関心が高まった。最初のエピソードは東京を舞台にし、最も新しいシーズンはハワイを舞台にしている。
テラスハウスの新たな成功は、一部に、いつでも見たいときに見られることにある。2017年とあっては、特定の放送時間に縛り付けられたい人などいない。むしろ、自分のペースで番組を見たがるものだ。ネットフリックスはまさにそれを可能にしていて、もしそうしたければ、シーズン全体を ― あるいはシリーズ全体を ― 一気に長時間続けて観ることも可能だ。『テラスハウス』はこの目的に特にぴったり合い、多くの海外ファンらはこの番組は穏やかで、癒やしにも近いような性質があると語る。つけるだけでリラックスできるのだ。
そのドラマチックでないという性質がアメリカのリアリティー番組とは正反対だ。アメリカのリアリティー番組は、ドラマと人間関係の対立に立脚している。欧米の視聴者の多くは『テラスハウス』があまりに異なって見えるために引きつけられている。多くの人々が母国でのやり過ぎな番組に飽き飽きしていて、なかなか進まない番組 ― 特に、何が起こっているかを明らかにする、パネリストが話すコーナー ― の方がずっと面白いと思っている。
日本のテレビに登場するおしゃべりなタレントのパネリストについて多くの人々が不平を言うのを聞いてきたので、海外で『テラスハウス』が人気になっているというのは面白い。このことは、誰かがダメだとはねつけたものが、実際には結局、多くの他の人々を結び付くことになると証明している。それに、外国人居住者の多くはテレビのビジネスに関わるべきではないということも。