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2017年9月22日号掲載の記事(ST編集部訳) print 印刷用に全て表示
Science & Health

Zika virus could help to fight brain cancer: study (p. 6)

ジカウイルス、脳腫瘍の治療に応用可能か

ジカウイルスは胎児の脳に大打撃を与えうるが、その細胞破壊力は成人の難治性脳腫瘍との闘病にも利用できる可能性があると、研究者らが9月5日に発表した。これまでの研究で、蚊が媒介するウイルス(ジカウイルスのこと)は、最も一般的な脳腫瘍の神経膠腫に関与する細胞を破壊する能力を持つことが明らかになっていた。神経膠腫はアメリカで年間12,000人が発症している。標準的な治療は化学療法と放射線治療だが、ほとんどの患者が2年以内に死亡する。ジカウイルスの明確な効果の秘訣は、化学療法を切り抜けて生き残り、拡散する種類の細胞である脳腫瘍幹細胞を、ジカウイルスが特異的に標的とすることだと、最新の実験で示されている。

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