ソロモン諸島に住む人々は長い間、熱帯雨林に生息する「ビカ」という名の樹上生活を送る大きなネズミの話をしてきたが、このネズミは科学者の目を逃れてきた ― 今までは。何年もの間、樹上にのせたカメラや罠などでこのネズミを探した後、科学者はついに、ソロモン諸島のバングヌ島でこのネズミを捕獲した。伐採業者が倒した木から現れたところで体長47センチの個体を発見した。「ビカはとても鬱蒼とした複雑な森で暮らし、見つかりにくいように林冠の中にいる。このネズミはそれほど多く残っていないと考えられる」とシカゴにあるフィールドミュージアムの哺乳類学者タイロン・ラバリー氏は9月28日に述べた。