肥満の子どもと若者の昨年の人数は、世界で1975年より10倍以上増えているが、それでも低体重の子どもの数が上回っていると、10月11日にある研究が発表した。栄養不良との「二重の負担」を警告し、研究者らは肥満の増加率が栄養不良の減少をはるかにしのいでいると述べた。「もし、2000年以降の傾向が続けば、子どもと若者の肥満は2022年までに中度と重度の栄養不良を超えると予測される」と研究者らは医学誌『ランセット』で書いた。研究チームは、5歳から19歳までの肥満の男子の数は2016年に7400万人で、40年前の600万人から増加したことを明らかにした。女子については、この数は500万人から5000万人に膨れ上がっている。