ローマのコロッセオは40年ぶりに最上階を一般に公開した。現在、来場者は平民 ― 古代ローマの社会階級で最底辺の人たち ― に対して提供されていたのと同じアリーナの眺めを見ることができる。
その円形競技場(コロッセオのこと)の最上階には、平民階級向けの席があり、高さは40メートルと見世物からは遠かった。古代ローマの観客らは、下のアリーナで行なわれる剣闘士の戦いやキリスト教徒の公開処刑、野生の動物の狩猟などを眺めた。
築2000年の円形競技場(コロッセオのこと)の改築された5階は、少人数のグループに公開されている。4階部分も改装された。4階から最上階のテラスまで伸びる通路がある。少人数のグループでの来場者は、新たに公開されたエリアを訪れることができるようになった。
「極めて壮観だ」と、スコットランドから来た観光客のジョアンヌ・ホバートさんはアリーナの眺めについて述べた。アメリカから来たミキ・パテルさんはその眺めを「素晴らしい」と表現した。