安倍晋三首相とアメリカのドナルド・トランプ大統領は11月6日、北朝鮮に核兵器と弾道ミサイルの開発を強制的にやめさせるために、最大限のレベルの圧力をかけることで東京で合意した。赤坂離宮迎賓館での共同記者会見でトランプ大統領は、北朝鮮政府による核実験と弾道ミサイルの打ち上げは「文明社会及び国際的な平和と安定に対する脅威」であり、「戦略的忍耐の時代は終わった」と述べた。
トランプ大統領は、日本はアメリカの軍事機器を購入すれば北朝鮮のミサイルを「空から」撃ち落とすだろうと述べた。安倍首相は、首相自身としては日本政府は「必要があれば」そうするだろうと述べた。
トランプ大統領は、日本に対し、アメリカとの貿易黒字を少なくするようにせまり、アメリカの武器をもっと買うように迫ったが、安倍首相は貿易黒字に関する質問はかわした。
共同記者会見の直前に、安倍首相とトランプ大統領は、有名な拉致被害者の横田めぐみさんの母親を含め、1970年代、80年代に北朝鮮に拉致された日本人の家族とも面会した。トランプ大統領は、拉致問題を「大変恥ずべきこと」と述べ、安倍首相と協力して拉致被害者を日本に取り戻すために努力すると誓った。