ナチスに略奪された品を含む美術品が11月2日にドイツで初めて展示された。学芸員らは、略奪美術品の正当な所有者を今でも見つけようとしている。
250点前後の美術品は、ドイツの美術商ヒルデブラント・グルリットが集めたコレクションによるものだ。彼は、ナチスのために略奪美術の販売を手伝った。ナチスはドイツの美術館と収集家から作品を略奪した。
コレクションのうち1500作品はグルリットから息子に受け継がれ、その後、2014年にスイスのベルン美術館へ渡った。作品はベルン美術館とドイツのボンにあるドイツ連邦共和国美術展示館の両方で展示されている。ボンでの展示には、個人の収集家から盗まれた作品も含まれている。
専門家らは展示されている作品のうち、少なくとも2作品は略奪美術品だと述べる。他の作品も略奪美術品だと分かるかもしれない。ボンでの展示にはクロード・モネとマックス・ベックマンの作品もある。