栃木県で育てられたユウガオの実で作られたスピーカーが、音質の良さとアニメキャラのような見た目で、音楽を聞く人々を引きつけている。
スピーカーは栃木県のカーステレオメーカーと農家との調和した協力の成果だ。栃木県では、ユウガオの実を紐状にして乾かしたもの(かんぴょうのこと)を巻き寿司向けに全国に販売している。しかしこの栃木県の名産品は音質も優れていることが分かった。
「ユウガオの実は世界中で楽器を作るのに使われています」と、サウンドテック高橋電機の高橋昭社長は語った。同社は小山市でこのユニークなスピーカーを作っている。
高橋社長(67)は、自然素材の製品が持つ音の可能性に気づき、ユウガオの実を使うアイディアを思いついた。「弦楽器を聞くのに特に適しています」と、高橋社長は語った。スピーカーはサイズにより、16万円から23万円の間で販売されている。