ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は11月8日、ミサ中に携帯電話で写真を撮る司祭や司教に、(写真ではなく)神に集中すべきだと述べて、苦言を呈した。
「司祭は『心を高めよ』と言います。彼は『携帯電話を掲げて写真を撮れ』とは言いません」と、フランシスコ法王は、バチカン市国のサン・ピエトロ広場で毎週開かれる一般謁見で数万人の人々へ語りかけた。この言葉は、ローマカトリック教会のミサで、司祭や信者による対話に由来している。
この発言で、ローマ法王はミサ中に携帯電話を使うのは「とても醜いこと」だと述べている。
「(ミサを)ここの広場やバシリカ聖堂で執り行っているときに、とてもたくさんの携帯電話が持ち上がっているのを見るととても悲しくなります。信仰する人々だけではなく、司祭や司教までそうしています! ミサは見世物ではありません…ですから、携帯電話はいけません!」と、ローマ法王は述べた。群衆は笑い声と拍手で答えた。