世界最古のワイン製造の証拠が、ジョージアで発掘された8000年前の陶器製のつぼに検出され、この伝統(ワインのこと)がこれまでに考えられていたよりも1000年ほどさかのぼることになったと、研究者らが11月13日に述べた。これまでは、ワインの最古の化学的証拠は中近東で発見され、紀元前5400年から5000年頃(約7000年前)にさかのぼると、『米国科学アカデミー紀要』誌に掲載されたレポートは書いている。「我々は、これがワイン製造のみを目的にユーラシア産の野生ブドウを栽培化した最古の証拠だと考えている」と、論文の共著者でトロント大学ステファン・バティユク上級研究員は述べた。