ロバート・ムガベ氏は11月21日、ジンバブエの大統領を辞任し、権力の座を追われた。軍部が(権力を)掌握して数日以内に独裁的支配と残忍さの37年間がついに崩壊した。
この電撃発表は、ムガベ大統領(93)を弾劾するために招集された議会の特別合同委員会でなされた。ムガベ大統領は何十年間もジンバブエのあらゆる公的な側面を支配していた。
路上では、辞任のニュースが熱狂的に祝われ、車のクラクションが鳴らされ、人々は大喜びで叫び、熱狂的に踊った。
ムガベ大統領の混乱した在任期間を終わらせたこの書簡は、本人ではなくジェイコブ・ ムデンダ議長によって読み上げられた。「私、ロバート・ガブリエル・ムガベは…これによって公式に辞任状を提出する…(この発表は)ただちに効力を持つ」と書かれていた。
与党のジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)は、ムガベ大統領が11月6日に副大統領の座から解任したエマーソン・ムナンガグワ氏がすぐに暫定的な大統領として指名されることを示唆しており、同国は混乱の中で道を描いていく。
「ムナンガグワ氏…はこれから約24時間以内に戻り、90日間大統領になるための宣誓をする人物となるだろう」と、同党の広報担当官シモン・カヤ・モヨ氏は述べた。