11月15日にニューヨークで開かれたオークションで、ルネッサンス期の巨匠レオナルド・ダビンチによって描かれたキリストの絵画が、4億5000万ドル(504億円)という記録的な値段で落札された。オークションで販売された芸術作品の過去最高価格の2倍以上だった。
レオナルド・ダビンチの絵画は20作品以下しか知られていない。『サルバトール・ムンディ』は、個人に所有されていた唯一の作品だ。オークション運営会社クリスティーズは、買い手をすぐには明らかにしていない。この絵画のタイトルは「世界の救世主」という意味のラテン語だ。
今回のオークションの前には、オークションで販売された芸術作品の値段の最高記録は、パブロ・ピカソの絵画『アルジェの女たち(第0版)』についた1億7900万ドル(200億円)だった。
レオナルド・ダ・ビンチの油絵の入札は7500万ドル(84億円)で開始された。ギャラリーに集まった人々は、19分後にハンマーが振り下ろされると歓声を上げた。
高さ66センチのこの作品は1500年頃に描かれた。ある時点で、1900年まで行方不明になっていた。