アメリカの当局は11月14日、北朝鮮で開発されたマルウエアが多くの国々のコンピューターネットワークに未だに潜伏しており、政府や金融組織、メディア組織にハッカーが不正な手段でアクセスできるようにしていると発表した。アメリカ国土安全保障省から発令されたこの警告は、「Hidden Cobra」と呼ばれるハッカー集団による不正な活動だと警告している。アメリカの職員らは今年これまでに、2009年からのサイバー攻撃はこの集団によるものとしており、北朝鮮と関連があると述べている。この報告書は、いくつかのネットワークが、バックドアを利用したトロイの木馬ウイルスの一種「Volgmer」や、ハッカーが完全にシステムを制御できる遠隔操作ツール「Fallchill」に感染している恐れがあると伝えている。