モンゴル出身の横綱日馬富士は、格下の力士に暴力をふるい、日本の国技のイメージを傷つけたという疑惑の後で、相撲界を引退する決意をした。
「世の中に多大なご迷惑をおかけしました」と日馬富士は11月29日に満員の記者会見で語った。「お世話になった相撲協会のさまざまな方々に謝罪したいです。横綱としてやってはいけないことをしてしまいました」。
このニュースはテレビのトーク番組や新聞を何週間にもわたって独占し、その申し立てが全国に渡って衝撃を与えたことを示した。
日馬富士は、伊勢ケ浜親方に付き添われ、伊勢ケ浜親方は涙の謝罪をして、日馬富士は横綱として自身の行動の結果を受け止めなければならないと述べた。横綱の行動は、場所中でも社会においても、模範的であることが期待されている。
力士に厳しいルールを課している日本相撲協会が調査をしているが、日馬富士はその調査を前に引退を決めた。
日馬富士(本名ダワーニャミーン・ビャンバドルジ)は、2001年にデビューし、9回優勝した。2012年に横綱に昇進した。