貴州省は中国で最も貧しい地域の1つだ。しかし、それを逆転させる計画がある―巨大なバーチャルリアリティーのテーマパークで。「東方科幻谷」(このテーマパークの名前)は省都貴陽市の郊外に位置し、約15億ドル(1670億円)の建設費がかかる。
中国ではバーチャルリアリティーを活用したエンターテインメントがブームとなっており、このテーマパークの運営会社は、それが中国のバーチャルリアリティー市場の成長を10倍に押し上げるだろうと期待している。
貴陽市のテーマパークは、中国初のバーチャルリアリティのテーマパークだ。敷地面積は330エーカーで、銃を撃つゲームからバーチャルリアリティのジェットコースターに至るまで、35のバーチャルリアリティのアトラクションを約束する。「これは、まさしく異例のものであり、画期的なアトラクションだ」と代表のChen Jianli氏は語った。テーマパークの一部は2月に開園する。
中国のバーチャルリアリティー市場は2010年代の終わりまでに556億元(9460億円)に成長すると見込まれると、国の支援を受けたシンクタンクCCIDは発表している。