二刀流のスター選手である大谷翔平は12月8日、ロサンゼルス・エンゼルスと契約すると発表し、メジャーリーグへの移籍をめぐる競争に終止符を打ち、予想外の目的地へ行くこととなった。
先発投手と強打者の両方を目指す大谷は、他のMLBのチームからの誘いを断って、エンゼルスに入団する。エンゼルスは2シーズン連続で負け越していて、2009年以降、プレーオフの試合で勝っていない。
エンゼルスの、有望な選手たちと美しい西海岸の場所という組み合わせが、明らかに23歳の大谷を引きつけた。大谷は、ここ数年間で最も競争率の高いフリーエージェントとして、北アメリカ(メジャーリーグのこと)へと移籍する動きでは、ほとんどの段階において野球の専門家を混乱させた。
大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏は、2016年のパ・リーグ最優秀選手(大谷選手のこと)は、「エンゼルスと本物の縁を感じている。彼はこの機会を、成長して次のレベルに到達し、キャリア目標を達成する最高の環境だとみなしている」と述べた。
エンゼルスのゼネラルマネジャーであるビリー・エプラー氏は、ヤンキースで前職を務めていたときから数年間、ずっと大谷をスカウトしてきた。「大谷翔平がエンゼルスの組織に参加すると決めてくれて光栄に思う」とこのチームは声明で述べた。「我々はこれまでの過程でずっと彼と他にないつながりを感じ、エンゼルスに入ることになってわくわくしている。エンゼルスのファンにとっても特別なときだろう」と語った。