旅行とレストランの情報ウェブサイト「トリップアドバイザー」で、物置きにあるとされる実在しないレストランがわずかの間、ロンドンの人気の飲食店のトップになった。
ロンドン南部の裏庭にある「The Shed at Dulwich」は、「欲望―うさぎの腎臓のせトースト」や「共感―透明なスープにはいった完全菜食主義の二枚貝」など、雰囲気から名前が付けられたコンセプトのある料理を招待客に提供している。
このメニューは、よだれが出るような写真―本物の料理ではなく、偽物の料理の―が付けられている。写真は、固形の衣類用漂白剤や髭剃りクリームなどを使っている。
「ある日、私が暮らしている物置きで座っていると、真実に気がついた:嘘の情報がまかり通る現代で、偽物のレストランも可能では?」と、ニュースやエンターテインメント情報のウェブサイトVice.comのためにいたずらをしていたことで知られるOobah Butler氏は述べた。
「Shed」は、ロンドンで最低のレストランの順位である18,149位から始まり、偽物のレビューのおかげでランキングを上り続けた。
そのレストランはすぐに予約の申し込みやPRの申し出、メディア掲載の依頼が殺到し、最初の掲載からわずか6ヵ月でロンドンで1位まで上り詰めた。