日本人が飼育するペット数で猫が犬を昨年初めて上回ったことが、ある調査でわかった。犬の飼育数が減ったのはおそらく、日本の高齢化と犬を飼育するコストの高さが原因と考えられる。
ペットフード協会によるこの調査は先月発表された。ペットとして飼育されている犬は892万匹の一方、猫は953万匹だった。この調査は1994年以降毎年実施されている。
「ペットとして飼われている犬の数が減った背景にある最大の理由は、おそらく出生率の低下と人口の高齢化だろう」とイオンペット社の広報担当・石田智子氏は述べた。犬を飼うのを諦めて、猫を飼う高齢者が増えていると述べた。犬は散歩に連れて行ってもらうのを好み、また犬を飼う人は犬に予防接種を受けさせることが義務付けられている。
協会では、犬を飼うのにかかるコストは犬の一生分で160万円なのに対し、猫を飼う場合は108万円だと述べている。