1日に2つ以上のトマトを食べた成人は、老化による肺機能の低下率が遅くなり、元喫煙者に最も効果があるようだと、科学者が12月21日に発表した。同様の効果が、特にりんごなどの新鮮な果物を1日に3人分以上食べた人にも観察されたという。
「この研究は、喫煙を止めた人々の肺の損傷を修復するのに食事が役立つ可能性があることを示している」と、研究論文の共同執筆者で、米ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部のバネッサ・ガルシアラーセン氏は声明を出した。「果物をたくさん摂る食事は、喫煙をしたことのない人でも、肺の自然な加齢のプロセスを遅らせることができることも研究で示唆された」。