アラスカ州中部の積雪量が1800年代半ば以降で倍以上に増加していることが、12月19日に研究で発表された。この研究は地球温暖化に原因があるとしている。デナリ国立公園のハンター山で掘り出された2本の氷の柱から、1840年ごろからアラスカ州中南部で冬季の降雪量が117%増加していたことが明らかになったと、研究者は『サイエンティフィック・リポーツ』誌に書いた。夏季の雪も50%近く増加していた。「アラスカにおける現代の降雪強度が産業革命前の自然な降雪強度よりもはるかに高くなっていることが、我々の氷の柱の記録から紛れもなく明らかになった」と、論文の共同執筆者であるドミニク・ウィンスキー氏は話した。