北朝鮮は1月9日、来月韓国で開かれる冬のオリンピックに使節団を送ると合意したと、韓国政府の関係者が発表した。苦々しい敵対関係にある国同士が、オリンピックでどのように協力し、長期にわたり緊張関係にあった関係をどのように改善するかについて話し合うため、国境で開かれた稀な会談の席についた。
北朝鮮の指導者金正恩氏が最近、韓国との関係改善に向けて突然の動きを見せた後で、北朝鮮と韓国による2年ぶりの対話が設定された。ここ1年、金正恩氏による核ミサイルプログラムの拡大で国外の世界との緊張が高まっていた。批判的な見方をする人々は、北朝鮮に対する国際社会からの圧力と政策を弱めるために、金氏が韓国政府とアメリカ政府を分断しようとしているのかもしれないと言っている。
この会談の舞台となった国境の村・板門店(ペンミャンジョム)からのメディアの映像によると、この会談中に、北朝鮮からの使節団は政府関係者、選手、チアリーダー、ジャーナリストなどを含むオリンピックへの使節団を派遣すると述べたと、韓国の統一省の千海成(チョン・ヘソン)次官は報道陣に述べたという。
韓国の使節団は北朝鮮に対し、2月9日から25日までの平昌オリンピックに大人数の使節団を送り、開会式と閉会式で両国共同での行進をすることを提案したと、韓国側からの交渉者5人のうちの1人である千次官は述べた。
男児あるいは女児に、大きくなったら何になりたいかという質問をしたことがあるだろうか。第一生命保険は1989年からこの質問をしてきて、昨年、男児に最も人気のあった職業は「科学者・学者」だったことがわかった。
このカテゴリーが日本の男児のリストのトップになったのは15年ぶりだ。近年では、日本の研究者らが2つのノーベル生理・医学賞と1つのノーベル物理学賞を受賞している。
第一生命保険のアンケート調査に協力した子どもたちは、幼稚園または小学校の児童だ。科学者または学者になりたい男児は、「ガンを根治させたい」、「一緒に遊べるロボットを作りたい」と答えた。2番目に人気のカテゴリーは「野球選手」だった。
女児の間では、「食品店で働く」が21年連続で最も人気の職業で、「看護師」と「幼児園の先生」がその後に続いた。
イスラエルで10匹の太り過ぎのハリネズミが緊急ダイエットと運動プログラムをさせられている。その体重の増加が健康にとって危険だからだ。イスラエルのテル・アビブ地区ラマト・ガンの通りで、体をボールのように丸めにくくなるほど食べ過ぎた。
動物愛好家たちはそのハリネズミたちがよたよた歩いているのを見つけ、ラマト・ガンの動物園にある病院に運んだ。動物園の職員は、ハリネズミはおそらくペット用に残された食べ物を食べていたと述べた。
「たくさんの人が野良猫用に通りにキャットフードを置き、それはとても良いのだが、問題はそれを食べる他の野生動物がいることだ」と、動物園の飼育員Becka Rifkinさんは語った。
オスの成獣のShermanは2カ月前にこの施設に到着したとき、1.6キロあり、同じ年のハリネズミの平均体重のほぼ2倍だった。今は120グラム減量し、動物園では夏に放せるだろうと期待している。
ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手の日本での最後の監督で殿堂入りした星野仙一さんが亡くなったと東北楽天ゴールデンイーグルスが1月6日に発表した。70歳だった。
パシフィック・リーグのイーグルスの副会長で、セントラル・リーグの中日ドラゴンズのスター投手だった星野さんは膵臓がんと闘病した後、1月4日に亡くなったとイーグルスは述べた。
星野さんは監督としての成功が最も大きかった。ドラゴンズ、阪神タイガース、イーグルスという3つの異なるチームで4度のリーグ優勝を獲得した。
日本相撲協会の評議員会は1月4日、横綱日馬富士の引退につながった暴行事件についての貴乃花親方の対応をめぐり、相撲部屋の年寄・貴乃花親方を理事の役職から解任した。
貴乃花親方は2階級降格されたが、それでもまだ評議員会のメンバーだ。
この懲罰は、貴乃花部屋の力士の貴ノ岩が10月下旬に居酒屋で飲み会中に仲間の力士の日馬富士に殴られた事件を貴乃花親方が即座に報告しなかったことを受けてのものだ。
2人の乗組員を乗せた米軍のヘリコプターが、1月8日に沖縄県読谷村に緊急着陸したと警察が発表した。
ヘリコプターは沖縄県宜野湾市の普天間飛行場所属の米海兵隊のAH-1攻撃ヘリコプターと見られている。ヘリコプターが読谷村のホテル付近に不時着した後、負傷者はいないと考えられる。これで不時着は3日間で2回目だ。
沖縄から「米軍基地をなくさない限り、もっと事故が起こる」と67歳の地元住民Kazumi Nakasoneさんは語った。
北海道出身の40歳の男性が南極への無補給単独徒歩を1月6日に達成し、このような快挙を達成した初めての日本人となったと、この男性の事務所が発表した。
11月に徒歩を開始した荻田泰永さんは、50日間歩いた後、南極に到達した。荻田さんは、テントや食糧、燃料を積んだ100キロのそりを引いていた。
「(南極に)到達できてうれしい。(その道程は)この50日間毎日目の前にある一歩の積み重ねだった」と荻田さんは衛星電話で事務所に語った。
中国の東の沖合いで貨物船と衝突した後に発火した石油タンカーが爆発して沈没する恐れがあると、中国の国営メディアが1月8日に報じ、3国の当局が32人の行方不明となっている乗組員を捜索し、燃え上がる船から流出する石油を食い止めようと苦戦している。
パナマに登録されている石油タンカー「サンチ」は、香港に登録されている貨物船と東シナ海で1月6日の遅くに衝突した際、イランから韓国へ向けて航行していた。
中国、韓国、アメリカは、乗組員を捜索するため、船と飛行機を派遣した。
シドニーで1月7日、気温が80年近くで最も高くなり、47.3℃を記録した―ニューサウスウェールズ州の州都で1939年に気温が47.8℃を記録して以来、最高となった。
ニューサウスウェールズ警察の本部長補佐Catherine Burn氏は、「厳しい暑さから極端な暑さ」に対応するために、州の熱波計画が発動されたと述べた。
関係職員らが深刻な危険を警告する中、数千人の人々が電力のない状況に置かれ、火気の使用禁止が発令された。住民は多く水分補給をし、屋外で過ごす時間を制限するよう促された。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は1月7日、パリで3年前に起こった襲撃事件で犠牲になった17人に厳粛な追悼を行なった。この事件は、フランスにおけるISの襲撃の第一波となった。
2015年1月7日から9日の連続殺人事件中に、銃を持った男らが風刺週刊紙「シャルリーエブド」の報道関係者らとイラストレーター、警察官、ユダヤ系のスーパーマーケットにいた買い物客を殺害した。
1月7日の式典は、シャルリーエブドのかつてのオフィス、警察官が射殺された場所の付近、ユダヤ教の食事規定に従った食品を販売する店の3つの現場を訪れた。
イランは小学校で英語を教えることを禁止したと、教育関連の高官が国営テレビに1月6日に伝えた。イスラム教指導者らが早期英語教育は西欧による「文化的侵略」に道を開くことになると警告していた。
「政府および非政府の小学校の公式カリキュラムの中で、英語を教えることは、法律と規制に反する」と高等教育審議会のMehdi Navid-Adham委員長は述べた。
イランでの英語教育は、通常12〜14歳で始まるが、いくつかの小学校では英語の授業もある。
アップルは12月28日、旧型iPhoneの速度を密かに減速していたことについて謝罪した。これは、電池の劣化に関連する予期せぬ電源断を防ぐために必要だったと述べている。多くの顧客がこの行動を、アップルによる新型iPhoneの需要促進方策と解釈しており、彼らの疑念は、アップルが当初は動作減速について情報を公開せず、その理由も明らかにしていなかったという事実によってさらに煽られた。
「我々は謝罪します」と、同社はウェブサイトで述べた。「我々は、アップル製品の寿命を意図的に短くしたり、お客様を新型製品へ走らせるためにユーザー体験を損なわせるようなことをしたことはこれまで決してございません―そして今後も決してありません」。
消費者らは1月1日の早くに、カリフォルニアで初めて合法化された嗜好用大麻を購入するために並んだ。年が開けて、同州で初めて医療目的での大麻使用が許可されてから約20年後の合法化となった。アメリカで最も人口の多いこの州は、連邦政府がいぜんとして大麻をヘロインやLSDといった制限をかけた物質に分類しているにもかかわらず、いわゆる嗜好用大麻を許可している地域のリストに加わった。このリストは拡大しつつあり、他州やこの国の首都も含まれている。カリフォルニアの有権者は2016年、21歳以上の成人を対象に、限られた量の大麻を栽培し、所有し、使用することを合法としたが、1月1日までは嗜好目的で大麻を販売するのは違法だった。
オランダのコンサルティング会社と墜落件数を追跡している航空安全に関する団体によると、航空業界では昨年、商用ジェット機で死亡事故ゼロを記録し、2017年は旅客機史上最も安全な年となったという。オランダの航空コンサルティング会社To70とアビエーション・セーフティー・ネットワークは共に1月1日、2017年にはジェット旅客機での死亡事故は1件もなかったと報告した。
アビエーション・セーフティー・ネットワークはまた、貨物輸送機とターボプロップ旅客機を含む航空機の死亡事故は10件で、搭乗者44人と地上にいた35人の死亡につながったとも報告している。
ヘンリー王子とアメリカ人女優のメーガン・マークルさんの結婚式は、観光客がイギリスに押し寄せ、イギリス人たちが結婚を祝うことで、イギリス経済を5億ポンド(760億円)押し上げる効果をもたらすだろうと、ある推定が明らかにした。
「我々はおよそ2億ポンド(304億円)が観光や旅行、ホテルからもたらされると考える」と、ビジネス評価コンサルティング会社ブランド・ファイナンスのチーフエグゼクティブDavid Haigh氏は述べた。約1億5000万ポンド(228億円)が祝福に使われ、そのうち5000万ポンド(76億円)は人々が記念品を購入する費用だと同氏は語った。結婚式はまた、お金をかけることなく、英国の宣伝効果として約1億ポンド(152億円)相当となるだろうとも、同氏は付け加えた。
フェイスブックは12月19日、そのソーシャルネットワーク(フェイスブックのこと)上で他者が自分の写真を投稿した際にそのユーザーに伝える顔認識機能の活用を始めると発表した。それは、ユーザーが自分の顔情報のテンプレートを同社が保管することを許可した場合に活用される。同社は声明で、人々がプライバシーを保護できるように、この機能を選択できるものにするが、通知されなければ掲載されていることに気が付かないかもしれない写真について通知されたい人もいるだろうと同社は考えていると述べた。
顔認証技術は、タグ付け提案機能の提供を開始した少なくとも2010年からフェイスブックの一部であった。この機能も選択できるものだ。
スコットランドの人々は、今月下旬から砂糖の含有量を減らした新しいレシピが導入されるのを前に、国民的飲料「アイアンブルー」を買いだめしている。アイアンブルーの「秘伝のレシピ」は1901年にAGバーによって導入されたが、消費者の好みの変化と、まもなく4月に施行される砂糖税により、同社はレシピを再考せざるを得なくなった。アイアンブルー1缶あたりの砂糖含有量は小さじ8杯半から4杯に減らされ、カロリーは約140カロリーから約65カロリーにカットされる。AGバーの広報担当者は「2018年1月から、アイアンブルーは砂糖が減るだけで、これまで通りの風味の秘密のエッセンスを使用し続ける」と述べている。
ロンドン発の遅れたライアンエアーの飛行機に乗っていた乗客がスペイン南部の都市マラガに着陸した後、飛行機を降りるまでどうやら待ちくたびれたようで、非常口を使って翼に飛び乗り、一緒にいた乗客を驚かせた。
元日のこの出来事はスタンステッド空港からの便が着陸してから30分後に起こった。
名前を明らかにされていないがスペイン国籍ではないと言われているこの男性は、警察が呼ばれている間、飛行機に戻るように説得された。
乗り合わせていた乗客でこの出来事をビデオで撮影したFernando del Valle Villalobosさんは、男性が待つのにうんざりしたと言っているのが聞こえたと語っている。
乗客が飛行機から降りるのを通路で立って待っていたときにこの男性が「とても落ち着いた様子で通り過ぎる許可を求め、非常出口を開けて、外を眺め、翼を見て、リュックサックを取りに戻ってきた」と Villalobosさんは語った。
その後、機長が来て、男性になぜそうしたのかを尋ねると、男性は中で待つのにうんざりしたと語ったと、バレさんは述べた。
警察は1月3日、安全を侵害した罪で男性を起訴したと発表した。
「これはいつから始まったんだろう?」と私は妻に聞いた。「歴史が始まったのはいつ?(セクハラは歴史が始まったときからあるという皮肉)」と妻は答えた。
私たちはセクハラについて話していた。過去数ヵ月間、アメリカは嫌がらせを受けたという訴えで大きな影響を受けている。ツイッターには#MeToo(私も)というハッシュタグさえできた。
大きなニュースになったセクハラの訴えは、主にエンターテインメント業界やメディア業界、政界の年配男性に関するものだった。明るみになった詳細はひどく不愉快なものであることが多かった。例えば、不祥事を起こした、ある朝のテレビ番組の司会者は、彼が女性と一緒にいて「邪魔」されたくないときに仕事部屋のドアを閉めてロックできるボタンをデスクに取り付けていた。
性的な不祥事の訴えは政界にも見られた。先月、共和党のロイ・ムーア氏は、1970年代に10代の若者に性的暴行をしていたという疑惑が表面化し、アラバマ州の上院議員補欠選挙で当選する見込みはなくなった。これらのケースの1つでは、訴えられるところによると、彼が32歳のときに14歳の少女をそそのかそうとしたという。
しかし、セクハラの問題は、報道されている男性たちだけではなく、ずっと根深い。研究者らによれば、女性の25〜85%程度が職場でのセクハラを経験したことがあるが、ほとんどの嫌がらせのケースは報告されないままになっているという。
しかし、現在のムーブメントは度を越していないだろうか? #MeTooの反動があるのではないかと懸念する女性もいる―えん罪や、「魔女狩り」へ変わるのではないかと心配しているのだ。
実は、ムーア氏の件を報じたワシントン・ポスト紙のチームは、自身がだましのターゲットになった。Veritasと呼ばれるグループは、ワシントン・ポスト紙の記者らをだましてムーア氏について偽の性的暴行の訴えを印刷させようとした―成功しなかったが―。その目的は、それ以前の報道の信用を落とさせるためだった。Veritasがだまそうとして失敗したことは、#MeTooのムーブメントに対する反動の一部だった。
さらに広い疑問は、どうすればセクハラが阻止できるのだろうかということだ。職場での研修はうまくいっていないようだ。男性に、つかまらないようにする方法を教えているだけで、それから彼らは作戦を変える。「第三者の介入」の方がうまくいくようだ。もしあなたが第三者で、誰かが職場の同僚もしくは友人に嫌がらせをしているのを見かけたら、黙っていてはいけない。声を上げるか、状況をどうにかしようと試みよう。このアプローチは、大学のキャンパスではうまくいったようだ。
状況は変わりつつあるのだろうか? そう願いたい。アメリカでは男性と女性を対象に、以下の3つの行動をそれぞれセクハラとみなすかどうかを尋ねる調査が行なわれた:1)女性の胸を見つめる、2)手を女性の腰に置く、3)相手の女性の魅力についてコメントする。18歳から30歳までの男性と女性全員のうちの約半分が、3つともセクハラだと答えた。しかし、年齢が上がると男性ははるかに数値が低かった。おそらく、性差別的な態度の減少は、若い世代には新たな標準となるだろう。そう願おう。