1月13日、H&Mの「人種差別的な」広告に怒って抗議する人々が、このスウェーデンのファッションブランド(H&Mのこと)の南アフリカにある複数の店舗を襲撃した。
「経済的解放の闘士(Economic Freedom Fighters:EFF)」(南アフリカの政党)の呼び掛けに賛同した抗議者らは、南アフリカの経済中心地であるヨハネスブルグが位置するハウテン州にあるH&Mの6店舗を標的にし、店舗のディスプレイを破壊し、衣類を撒き散らしたと、警察は発表している。
H&Mは1月9日に、広く批判されている広告についてツイッター上で謝罪した。この広告では、黒人の子どものモデルが「Coolest monkey in the jungle(ジャングルで最もかっこいい猿)」というロゴの入ったフードパーカーを着て写っている。H&Mは、この広告を全てのマーケティング媒体から削除し、このフードパーカーは販売中止にしたと述べた。
しかし、極左政党であるEFFの広報担当者、ムブイセニ・ヌドロジ氏は、その程度では対応があまりに不十分で遅すぎると述べた。
「人種差別への謝罪の時は終わった;反黒人主義の人種差別には必ず相応の結果がある、以上だ」と、ヌドロジ氏はツイッター上に書き、破壊されたH&Mの店舗の写真と声を上げるEFFの支持者らの動画を投稿した。
H&M南アフリカは、コメントの求めに応じていないが、ウェブサイトでは広告について謝罪を掲載している。
「当社の立場はシンプルです。私たちは間違ったことをしてしまいました。深くお詫び申し上げます」と書かれている。
エルビス・プレスリーのそっくりさんとファン向けのパーティがシドニーのセントラル鉄道の終着駅で始まった。1956年のエルビスの曲『I Was the One』がプラットフォームで流れ、「エルビス・エクスプレス」「ブルー・スウェード・エクスプレス(ヒット曲Blue Suede Shoesにちなむ)」に参加者らは乗り込んだ。この電車は、シドニーから西へ約357キロのニューサウスウェールズの町パークス行きだ。
この町では毎年、亡くなったロックの王(エルビス・プレスリーのこと)をたたえる祭りを開いている。主催者は今年の祭りに25,000人ほどの参加を見込んでいる。祭りでの多くの催しには、パレードやエルビス・ラグビー・マッチなどが含まれている。アンソニー・ペトルッチさんがそっくりさんコンテストで優勝し、8月にテネシー州メンフィスで開かれる世界準決勝大会にオーストラリア代表として出場する。
「エルビス・プレスリーのファン全員にとって絶対に必要なことだ」と、協力アーティストのキングスリー・ロックさんは語った。「大規模なパーティの1つであるだけでなく、ここに来ている誰もがエルビスを愛しているんだから、毎年戻ってきたくもなるものでしょう」と彼は述べた。
2011年12月に起こった自動車事故で、香港のプロロッククライマー、ライ・チワイさんは歩く能力を奪われたが、このせいで高さ500メートル近くの登山をやめることはなかった。
彼は腰から下が麻痺してしまい、車いす生活を余儀なくされたが、ライオンロックに登ると誓った。ライオンロックはライオンの形をした山で、忍耐、しなり強さ、結束という「香港の精神」を象徴している。
彼は事故から5年目となる2016年12月9日にその目標を達成した。1年後、彼はローレウス世界スポーツ賞の12月の「ベスト・スポーティング・モーメント・オブ・ザ・マンス」の候補に選ばれた初の中国人スポーツ選手となった。
受賞はしなかったものの、ライさんは、そもそも候補に選ばれたことに驚いたと語り、自分のストーリーが障害を持つ中国の人々やスポーツ選手たちを励ますことができたらと述べた。「私にとっては、頂点に登ることは私の夢を叶えることだった」とライさんは語った。
安倍晋三首相とリトアニアのサウリウス・スクバルネリス首相は1月13日、経済関係を強化することで合意し、北朝鮮の核とミサイル開発の野心を抑制するための安全保障面でも協力を求めた。
「日本は北朝鮮の状況を含めた国際的な問題についてリトアニアと緊密に協力したい」と安倍首相はリトアニアの首都ヴィリニュスでの会談中に述べたと伝えられている。
安倍首相は、エストニア、ラトビア、ブルガリア、セルビア、ルーマニアも含むヨーロッパ各国を巡る5日間の外遊に出ている。
東シナ海にあり、日本の管理下にある尖閣諸島付近の水域で1月11日に発見された中国の潜水艦は攻撃型原子力潜水艦だったと、日本の小野寺五典防衛相が1月15日に発表した。
この「商」級の潜水艦は、尖閣諸島付近の日本の領海のすぐ外で水面下にあるところを発見された。1月12日には、公海上で中国の国旗を掲げているのが確認された。
「一方的に緊張を高める行動について、我々は深刻に懸念している」と小野寺防衛相は東京で記者団に語った。
元外野手の松井秀喜氏は1月15日、日本野球殿堂入りした4人の男性のうちの1人となり、43歳で史上最年少の選出者となった。
松井氏はキャリアのほとんどを読売ジャイアンツとニューヨーク・ヤンキースで過ごした。
「後押ししてくれたファンの皆さんのご支援にとても感謝しています」と松井氏は、殿堂入りにあたり、父親によって読み上げられた声明で述べた。
外野手だった金本知憲さん、監督の原辰徳さん、大学野球監督の瀧正男さんも同じく殿堂入りした。
日本でもトップクラスのカヌー・スプリント選手の1人が、年下の競争相手の飲み物にたんぱく同化ステロイドをこっそり混ぜて飲ませ、彼をドーピング検査で失格にさせたことで、8年間の競技出場資格停止処分となったと、日本アンチ・ドーピング機構が1月9日に発表した。
この事件は、昨年9月に石川県小松市で開かれたカヌー・スプリントの日本選手権で起こったと、日本カヌー連盟は述べている。
ドーピング検査で小松正治(25)が失格になった後、鈴木康大(32)が小松の飲み物に薬物を混入させたことを認めた。伝えられるところによると、警察はこの事件について捜査しているという。
アメリカのドナルド・トランプ大統領は、トランプ大統領が人種差別主義者であるという非難に対し、今回は、ハイチとアフリカ諸国についての最近の軽蔑的な発言の後、改めて自分を擁護した。
トランプ大統領は1月14日、フロリダ州のパーム・ビーチで、記者らがトランプ大統領を人種差別主義者だと考えている人たちへの返答を求めると、「違う、違う。私は人種差別主義者ではない」と述べた。「私は、皆さんがこれまでにインタビューした中で最も人種差別的でない人物だ。それが私に言えることだ」。
トランプ大統領は、上院議員6人と移民問題に関する会議中に、アフリカ諸国についてshithole(「トイレのように汚い場所」を指す卑語)という言葉を使って描写したことを非難されている。
1月13日に市民の防災訓練中に起こった人為的なミスで、ミサイルの警報が誤って発信され、ハワイ中でパニックを引き起こしたと、州の緊急事態管理機関の広報担当者が1月14日に発表した。
広報担当者のリチャード・ラポザ氏は、ミサイル警報を誤って送信した職員は他の職務に「一時的に転任された」と述べた。誤った警報は40分近く修正されなかった。
訓練中に、ソフトウェアプログラムを使用していた職員が、ミサイル警報を内部に送るはずが、公共に送るオプションを選んでしまったと、ラポザ氏は述べた。
1月14日、旅客機がトルコ北部に着地した後、滑走路から滑って外れ、泥だらけの崖に不安定にぶら下がり、鼻先が黒海まであとわずか数メートル手前のところで止まった。
ボーイング737-800機に乗っていた168人の何人かは、トラブゾン空港の滑走路を外れた飛行機から全員が安全に避難できたのは「奇跡」だったと述べた。
「避難できたのは奇跡だ。もしかしたら、燃え上がっていたかもしれないし、爆発していたかもしれないし、海に飛び込んでいたかもしれない」と、ペガサス航空のPC8622便に乗っていた乗客のYuksel Gorduさんは述べた。
敵対する朝鮮半島の両国は1月17日、冬のオリンピックに出場する女子アイスホッケーで南北合同チームを形成し、韓国の平昌での開会式中に選手パレードを11年ぶりに合同で行なうことに合意したと、関係者らが発表した。
アイスホッケーチームは、北朝鮮と韓国で初めて合同でオリンピックに出場するチームとなる。
北朝鮮はこれより前の1月15日に、オーケストラ80人と歌とダンスを披露する60人から成る140人の芸術団をオリンピックに送ると発表していた。
科学者は、デニムに独特の青い色を与えるより環境に配慮した方法を開発した―実験室で培養された菌を使うのだ。
インディゴ染料を作り、利用する現在の過程はたいへん環境に悪く、毎年45,000トンの染料が作られている。その廃棄物は河川や小川に入り込んでいると、環境保護主義者は述べる。
しかし今は、我々の大腸にある菌の実験株が、「インディゴ染料の生産の化学工場」になれると、1月8日に『ネイチャーケミカルバイオロジー』に掲載されたこの論文の共著者で、カリフォルニア大学生体工学部のジョン・デューバー氏は語った。
グレートバリアリーフ北部のアオウミガメの大部分が、気候変動による気温上昇が原因で、現在ではメスになっていると、1月8日に研究者らが発表した。
『カレント・バイオロジー』に掲載された論文によると、オーストラリアのクイーンズランドの東沿岸沿いの水域に生息する雌の数は約20万頭で、世界でも最大数となっており、もっと雄が増えなければ、個体数が減少する可能性があるという。
卵がふ化する水温で、亀の性別が決まる。浜辺に掘られている巣が温かいと、雌が増えることになる。わずか数度の変化で、性比率がバランスが取れたものになるか非対称になるかの違いが出ることがある。
戦争はアフリカのゾウ、サイ、カバなどの大型動物にとって最大の脅威であることが新研究で分かった。
研究者たちは、アフリカでの数十年にわたる紛争が、どのように大型動物の個体数に影響を与えてきたかを分析した。
アフリカで保護されている野生動物保護区の70%以上が、1946年以降のいずれかの時点で戦争地域に含まれ、その多くが何回も戦地となっていると研究者たちは明らかにした。
戦争が頻繁にあるほど、哺乳類の個体数の減少はより急速になると、1月10日に『ネイチャー』に掲載された論文の筆頭著者であるイェール大学の生態学者ジョシュ・ダスキン氏は述べた。
国立感染症研究所のデータで、2017年に日本国内で5千人以上の梅毒患者がいたことが1月5日に示された。20代の女性で特に患者数が増えている。比較可能なデータが入手可能になった1999年以降、この数値が5千を超えたのは初めてだ。
国立研究所によると、12月17日時点での梅毒感染者数は合計で5,534人で、2016年の4,518人から増加した。梅毒に感染する人が増えている原因は明らかになっていない。東京が、報告されている患者のうちの30%ほど(1,705件)を占めている。
定期的に夜勤シフトで働く欧州と北米の女性は、日中に働く女性と比べてがんにかかるリスクが19%高くなる可能性があると、1月8日にある研究が発表した。
オーストラリアとアジアでは夜勤シフトで働く女性の間ではこうしたリスクの増大は明らかではなかったと、『Cancer Epidemiology, Biomarkers and Prevention(がんの疫学・生体指標・予防)』に発表されたメタ分析は伝えている。
「我々の研究は、夜勤シフトの仕事が女性のがん一般の危険因子として作用しているということを示している」と、論文の著者で、中国・成都市にある四川大学・華西医学センターのがん専門医ジンライ・マー氏は述べた。
フィンランドの研究者らは1月8日、ギャンブル依存症が即効性のあるスプレー式点鼻薬で治療可能かどうかを調べる研究を開始しようとしていると発表した。このスプレー式点鼻薬には、鎮静剤(ヘロイン、アヘン、モルヒネ)の過剰摂取の緊急治療薬ナロキソンが含まれている。ナロキソンは、依存症で中心的役割を担う快楽に関連する神経伝達物質ドーパミンの生成を阻害する。
「スプレーは数分で脳に到達するため、ギャンブルをする人にとっては非常に有用だ。…ギャンブルをしたくてたまらなくなったら、スプレーを使用すればいい」と、ヘルシンキに本部を置く国立健康福祉センターのハンヌ・アルホ教授(依存症医学)は語った。
地元メディアとソーシャルメディアに投稿された映像によると、ロシア北部の町で1月10日、男が装甲兵員輸送車を店の窓にぶつけ、がれきの間を登ってワイン1本を盗んだという。
男は現場近くの民間の自動車練習場からその車両を盗み、森林を通り抜け、北極圏のすぐ南の小さな町アパチートゥイへ運転していったと、地元の通信社のHibinformは伝えている。
目撃者によると酔っていたというその男は、狭い通りで方向転換するのに苦労し、車両を進めて店の窓にぶちつけたと、その通信社は述べている。
ソーシャルメディアで共有されたビデオ映像では、男性はその後、車両をハッチから降りて、損傷をほんの少し調べた後、壊れた窓から店へ入っていく様子が映し出されていた。
彼はその後、盗んだワインを1本持って逮捕されたとHibinformは報じている。その店は朝早くにアルコールを販売する許可を取っていなかったと、この通信社は付け加えた。
20代後半のその男は逮捕に抵抗しなかったと、RIA通信は報じた。
あなたは一日にどのくらいごみを出しているだろうか?
ごみを出さない生活を提唱するビー・ジョンソンさんのトークに参加してからこのことについて考え始めた。
彼女の4人の家族(彼女自身と夫、2人の息子)は、年間に出る家庭のごみがとても少なくて、ガラス製の広口びんに入るくらいしかない。彼らはいくつかの方法でこれを達成している。まず、パッケージに入った品物を買わず、食べ物を自分のガラスびんやバッグに入れる。彼らは持ち物を最小限の必需品にまで減らしてもいて、同じものを幾通りにも活用する。
例えば、ジョンソンさんは酢と重曹を掃除に使う。それから、ワードローブはわずか15点の衣類から成る。
「ごみを出さない生活は、あなたから何かを奪うことではない」と彼女は言う。「それは、あなたの時間とリソースを大事なことに集中させることであり、時間とお金の節約になり、健康にも良いことが分かるだろう」。
ジョンソンさんはカリフォルニア在住のフランス生まれの人で、この全てともっと多くのことについて彼女の本「ゼロ・ウェイスト・ホーム」で説明している。この本はごみを減らし、暮らしをシンプルにするためのガイドだ。私はこの本を数年前に読み、彼女の5R:Refuse(断る)、Reduce(減らす)、Reuse(再利用する)、Recycle(リサイクルする)、Rot(腐らせる)(この順で)に従おうとしてみた。
しかし、私のやる気と自制心は続かなかった。数週間すると、パッケージに入った品物を買う昔からの習慣に陥っていた。ポテトチップスや文房具を買うのを我慢するのは特に難しかった。また、家族や友人からの善意の贈り物を断るのも難しかった。どうにか断ることができたのはビニール袋と、外で食べるときに使い捨てのものではなく自分の道具を使うことだった。しかし、私が出すごみは理想よりもまだはるかに多い。
しかし、ジョンソンさんのトークを聞いて、ごみを出さない生活をもう一度試してみることにした。ジョンソンさんがごみを減らしているのと同じくらいうまくいくか分からないが、きっと今度はもっとごみを減らそうと努力できるだろう。
ジョンソンさんは、小さなことから始めるのが大事で、変化が継続できるものにすることが大切だと語っていた。彼女は、一夜にしてライフスタイルを変えるのは不可能だとも強調していた。
すぐにできそうなことを考えてみた。持ち帰りの食べ物を買うときは自分の容器を使うことができる。スーパーマーケットで買い物をするのを減らして、買い物客が包装なしで新鮮な食品を買うことができる生鮮市場でもっと買い物をするようにすることもできる。それに、生鮮市場なら、よりいい値段でより新鮮な食品を提供しているし、親切な露店の店主が、買った野菜と一緒に唐辛子やにんにくのようなおまけも無料でくれることも多い。
ビー・ジョンソンさんと同じくらい劇的にごみを削減するのに成功できるだろうか? まだ言い切るのには早すぎるが、絶対に挑戦してみようと思う。