グレートバリアリーフ北部のアオウミガメの大部分が、気候変動による気温上昇が原因で、現在ではメスになっていると、1月8日に研究者らが発表した。
『カレント・バイオロジー』に掲載された論文によると、オーストラリアのクイーンズランドの東沿岸沿いの水域に生息する雌の数は約20万頭で、世界でも最大数となっており、もっと雄が増えなければ、個体数が減少する可能性があるという。
卵がふ化する水温で、亀の性別が決まる。浜辺に掘られている巣が温かいと、雌が増えることになる。わずか数度の変化で、性比率がバランスが取れたものになるか非対称になるかの違いが出ることがある。