フィンランドの研究者らは1月8日、ギャンブル依存症が即効性のあるスプレー式点鼻薬で治療可能かどうかを調べる研究を開始しようとしていると発表した。このスプレー式点鼻薬には、鎮静剤(ヘロイン、アヘン、モルヒネ)の過剰摂取の緊急治療薬ナロキソンが含まれている。ナロキソンは、依存症で中心的役割を担う快楽に関連する神経伝達物質ドーパミンの生成を阻害する。
「スプレーは数分で脳に到達するため、ギャンブルをする人にとっては非常に有用だ。…ギャンブルをしたくてたまらなくなったら、スプレーを使用すればいい」と、ヘルシンキに本部を置く国立健康福祉センターのハンヌ・アルホ教授(依存症医学)は語った。