スイスの教会付属の墓地で発見されたミイラ化した遺体は、イギリスのボリス・ジョンソン外務大臣の曾曾曾曾曾曾祖母(7代前の祖母)であると身元が確認された。
裕福な女性のものと見られる遺体は、何十年も前、バーゼルにあるバールフューザー教会の改築工事中に発見された。墓石はなく、遺体の身元は謎だった。
バーゼルの自然史博物館は1月25日、このミイラの足の指から摘出されたDNAを現在生きている子孫と照合し、国際チームを率いていた博物館の専門家らは、このミイラの女性をバーゼルの名家の一員で1787年に68歳で亡くなったアンナ・カタリーナ・ビショフであると特定したと発表した。
BBCはビショフさんはおそらく水銀中毒だったと思われると報じた。水銀は当時、梅毒治療に一般的に使われていて、ビショフさんはこの性病(梅毒のこと)の患者の世話をしていて梅毒に感染した可能性があるという。
ビショフさんの娘は、クリスティアン・フーベルト・プフェッフェル・クリーゲルシュタイン男爵と結婚し、2人の子孫には、イギリスの外務大臣アレクサンダー・ボリス・プフェッフェル・ジョンソン氏が含まれる。