任天堂は2月1日、アメリカの『怪盗グルー』シリーズを手がけているアメリカのスタジオと共同で、同社の象徴的なテレビゲームのキャラクター「スーパーマリオ」を主人公にしたアニメ映画を製作していると発表した。
この京都にあるテレビゲーム大手(任天堂のこと)で『スーパーマリオブラザーズ』や『ドンキーコング』を生んだ有名なクリエーター宮本茂氏は、イルミネーション・エンターテインメントのChris Meledandri氏と共同で、マリオのアニメ化に取り組んでいた。
「人から、ゲーム制作は映画制作と似ていると言われ、『ゲームが作れるなら、映画も作れる』とおだてられました」と、宮本氏は東京で報道陣に語った。
「しかし、両者は全く異なります」と、このクリエーター(宮本氏のこと)は述べた。彼は以前にも短編映画の監督をいくつか経験したことがある。
「一方は双方向のもの、もう一方は受動的な体験です」と、宮本氏は語り、映画の制作には映画制作の専門家が必要で、Meledandri氏は「経験豊富なプロデューサー」だったと指摘した。
『怪盗グルー』シリーズや『ペット』などのヒット作を手がけてきたMeledandri氏は次のように語った。「彼とは気が合った。しかし、一緒に何かしようと合意してから発表をするまで2年以上かかった」。
1993年にスーパーマリオのキャラクターが登場する実写版のハリウッド映画があったが、興行的にはあまり成功しなかった。