2つの科学者チームは2月5日、東南アジアの森林にあった1億年以上前の琥珀の中に完璧に保存されて見つかったサソリのような尾を持つクモを公開した。「ミッシングリンク(失われた環)」となる種だという。両チームは、クモの巣を紡ぎ出し、今日世界中で獲物に罠を仕掛けている5万種近くのクモの進化史における大きな空白をこのクモが埋めるということで意見が一致している。「これは、古代のウララネイダ目と現代のクモとの間の『ミッシングリンク(失われた環)』だ。ウララネイダはクモに似ているが尾があって糸を紡ぎ出す出糸突起はないが、現代のクモは尾がなくい」と、論文の主執筆者で、中国科学院の古生物学者のボ・ワン氏は述べた。