オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライムは全て交配種で、およそ800万年前にアジアに存在したかんきつ類の先祖に由来する「野生の」かんきつ類10種の組み合わせから成ると、科学者が2月7日に発表した。
国際研究チームは、世界で最も愛される果物類の1つ(かんきつ類のこと)のルーツに遡る系統樹を作成するため、かんきつ類60種のゲノムを解析した。
研究チームは、全かんきつ類の根源をたどり、後期中新世のヒマラヤ山脈南東部の丘陵地帯に行き着いたと、論文の共同執筆者で、アメリカのエネルギー省共同ゲノム研究所のグオホン・ウー氏は述べた。