南太平洋のクルーズが、同じ親族の23人が引き起こしたと見られる乱闘騒ぎで一時中断された。彼らは他の乗客を殴り、乗客の中には暴力を避けるために3日間キャビンに引きこもっていたという人もいた。
カーニバル・レジェンド号は、予定されていなかった停泊で一族が降ろされた1日後の2月17日に出発港のメルボルンに到着した。彼らはこの事件について捜査を受け、運行会社は「規律を乱す行為」について謝罪したと、警察は述べた。
この「イタリアの大家族」は乗船していたオーストラリア人に暴力をふるって数日間を過ごし、人々は「首を締められたり、激しく殴られたりした」と、乗客のLisa Bolithoさんは述べた。
「とても凶暴で、強烈な暴力だった」と、Bolithoさんは語った。
彼女は、船長が言ったという「それについてどうしてほしいのか―彼らを船外に放り出せとでも?」というセリフを引用して、船の経営側も疑問視した。
2月16日にこの乱闘騒ぎを携帯電話で撮影したとされる映像では、叫んだり、蹴ったりのまっただ中で、警備員が争い、複数の乗客を引き離そうとしている様子が映し出されている。
2000人以上の乗客が乗っていたクルーズ船は、メルボルンからニューカレドニアまで10日間の旅に出ていた。